日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2002年)

ACM SIGMOD Japan seminar


sigmod-japan, dbjapanの皆様:

先日お知らせしました「トピックマップとセマンティックウェブ」に関する講演会
のプログラムが決まりましたので改めてご案内させて頂きます。
先日は 14時 から開始するとご案内致しましたが、13時30分 より開始することに
なりました。また、参加費を下げることができることになり、学生さんは無料で
参加できます。お早めに参加登録をお願い致します。

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            ACM SIGMOD 日本支部 講演会
              「トピックマップとセマンティックウェブ」
                          参加募集

                  2002年10月23日(水) 13:30 開始予定
       会場: 学術総合センター 12階会議室 1212,1213(千代田区一ツ橋2-1-2)
       会場アクセス: 
            営団地下鉄半蔵門線/都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」A8出口
            または 営団地下鉄東西線「竹橋」 1b出口
            http://www.nii.ac.jp/help-j.html
       主催: ACM SIGMOD Japan Chapter (http://www.sigmodj.is.uec.ac.jp/)
       支部長           喜連川 優 (東大)
       副支部長         林 弘 (富士通研)
                        正井 一夫 (日立)
                        鈴木 達郎 (NTTサイバースペース研究所)
       幹事             大森 匡 (電通大)
                        石川 佳治 (筑波大)
                        片山 薫 (都立大)
                        高須 淳宏 (国立情報学研究所)
       会計             中野 美由紀(東大)

       共催: 文部科学省 科学研究費補助金 特定領域 「情報学」 A02柱
       柱長             安達 淳(国立情報学研究所)

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Webの膨大な情報を統合的・系統的に利用するための技術として近年注目を
集めているセマンティックウェブとWeb上で知識を記述するためのトピック
マップに関する講演会を開催致します。本講演会では、Ontopia社のLars 
Marius Garshol氏をお招きし、トピックマップの現状や標準化動向、その
データモデルや検索言語についてご紹介頂きます。Garshol氏はトピック
マップのISOにおける標準化で中心的な役割を果している方で、トピック
マップの最新情報を聞くことができます。また、シナジーインキュベートの
内藤 求氏よりトピックマップのケーススタディにをご紹介頂きます。一方、
国立情報学研究所の武田 英明氏と富士通研究所の津田 宏氏をお招きし、学会
および産業界の視点から、セマンティックウェブの概要とそれに係わる研究また
実用化にむけての事例紹介をして頂きます。


参加費: 3000円 (ACM SIGMOD日本支部一般会員)
              無料 (ACM SIGMOD日本支部学生会員)

参加申込: 参加をご希望の方は,次の用紙を ACM SIGMOD日本支部事務局:

       sigmodj_lecture [at] tkl.iis.u-tokyo.ac.jp

へ ** 10月21日(月)まで ** に電子メールにて送り,事前に参加登録して下さい.
参加登録メールには確認のメールをお返しします.

****-----*****--cut here---*****-----*****
 mailto:  sigmodj_lecture [at] tkl.iis.u-tokyo.ac.jp

参加申込書
私はACM SIGMOD日本支部「トピックマップとセマンティックウェブ」講演会に
参加します。
(学生会員の方は、所属欄に研究室名までお書き下さい。)

  氏名(name):
    ふりがな(furigana):
  所属(affiliation):
  電話番号(phone):
    EMAIL:

    ACM SIGMODJ会員登録(member reg.)    □済

  会員種別(1, 2 のいずれかをお選び下さい。):
        1. ACM SIGMODJ一般会員 2. ACM SIGMODJ学生会員

    法人会員枠での参加ですか?(sponsor member): Yes No

  どのようにして本講演会情報を得られましたか?(複数回答可)
        □sigmod-j mailing list
        □dbjapan mailing list
        □社内・内部メーリングリスト
        □その他:(                               )

    その他:(領収書の宛名など)

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・ 参加費は当日受付にてお支払い下さい.支部長名の領収書を発行致します.
   その時に配布資料をお渡しいたします.

・ 法人会員は3名まで無料で受講可能です。事前にACM SIGMOD日本支部事務
   局に上記電子メールで登録をお願い致します.

・ ACM SIGMOD日本支部会員でない方でも,事前に個人会員登録をしていただ
   ければ,上記ACM SIGMODJ会員参加費で受け付けます.(本会個人会員は,
   加入費や年会費は無料です.名簿データとメールのみ登録され,
   sigmod-japanメーリングリストで開催行事のご案内をさしあげるのみです).
   個人会員登録は ACM SIGMOD日本支部ホームページにてお申込み下さい.
   (オンライン登録 http://www.sigmodj.is.uec.ac.jp/)

・ 10月21日以降の参加申込は当日受け付けにさせていただきます.会場の定員
   数と資料部数の都合がありますのでお早めにお申し込みください.

・ 本講演会に関する問合せは,sigmodj_lecture [at] tkl.iis.u-tokyo.ac.jpへ
  メールでお願いします.

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※プログラムに関しては若干の変更の可能性がございます。今後のアナウンスに
ご注意下さい。



☆10月23日(水)☆
1. 13:30 - 14:30 
「トピックマップの紹介」
Lars Marius Garshol(Ontopia社 ノルウェー)
ネットワークの急速な進展は、爆発的な情報量に対するアクセスを可能とする一方、 
膨大な情報を利用するにおいて、新しい道具の出現が待望されている。ネットワーク 
に存在する情報や知的財産の効果的な管理は、今日のビジネス戦略の鍵ともされる。 
トピックマップは、情報や知識を組織化し管理するためのISOの新しい標準 
(ISO/IEC 13250)で、XMLファミリ標準の一員として登場した。トピックマップは、 
情報資源に索引を付け、分散している情報の体系化を可能とする。すなわちトピック 
マップは、「情報」を「知識」に成長させ、組織の「知恵」として活用することを可 
能とする道具といえる。今回は、トピックマップの概念の説明から始めて、トピック 
マップの利点と適用領域、トピックマップのソリューションを中心に述べる。

2. 14:30 - 15:15
「トピックマップの標準化動向とケーススタディ」
内藤 求(株式会社シナジー・インキュベート)
トピックマップは、最近の欧米でのXML カンファレンスにおいて、最も発表件数の多 
いテーマの一つになっている。ここでは、Lars Marius Garshol氏の「トピックマップ 
の紹介」の後を受けて、トピックマップの標準化動向、関連する組織及びいくつか 
のケーススタディについて述べる。


<休憩 15分>

3. 15:30 - 16:15
「Semantic Webとオントロジー:現状と課題」
 武田 英明 (国立情報学研究所)
本講演では次世代Web技術として注目を集めているSemantic Webとその背景にあ
るオントロジー技術に関して現状と今後の発展への課題について述べる.
Semantic Webについては現在提唱されている言語,RDF, RDFS, DAML+OILなどを
紹介する.またオントロジーについてはこれまでの研究経緯とSemantic Webとの
関連を述べる.さらにこれらの抱える課題についてまとめるとともに,関連する
研究を紹介する.


4. 16:15 - 17:00
「Semantic Webの応用: メタデータを中心に」
  津田 宏(富士通研究所)
最近、Semantic Webに関連して、プロトタイプができはじめている段階である。
本講演ではメタデータ(RDF)を中心に、Semantic Web技術の適用事例を紹介し、
本技術の可能性と課題を論じる。

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〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
文部科学省 大学共同利用機関 国立情報学研究所
ソフトウェア研究系 データ工学研究部門
高須 淳宏
E-mail: takasu [at] nii.ac.jp
TEL: 03-4212-2519, FAX:03-3556-1916