日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2005年)

第2回「体験記録とその応用シンポジウム」のご案内


日本データベース学会の皆様,
ACM SIGMOD 日本支部の皆様,

#重複して受け取られた方は申し訳ございません.

情報通信研究機構の木俵です.

下記シンポジウムのご案内について,産総研の坂上様より代理投稿を依頼されました.
DBSJやSIGMOD-Jの皆様におかれましても興味深いシンポジウムであると思いますので,
ご興味のある方はご参加下さい.

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    第2回「体験記録とその応用シンポジウム」のご案内

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

産総研では「バーチャルタイムマシン(VTM)」をキーワードに、ITにより人や
社会の動きを時間軸に沿って記録・把握・予測し、実質的に時間の壁を超えて人々を
支援するための研究を精力的に進めております。来る3月4日には、下記詳細にあり
ますように、NTT研究所および東大の先端科学技術研究センターと共催の第2回
「体験記録とその応用シンポジウム」において、その成果をご紹介いたしますので、
皆様、どうぞ奮ってご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

人数の確認のため2月28日(月)までに aist-vtm [at] m.aist.go.jp までご連絡下
さい。なお、シンポジウムへの参加費は無料です。
                             敬具
                          
             産業技術総合研究所情報技術研究部門長 坂上勝彦

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第2回体験記録とその応用シンポジウム
−− 体験から何がわかるか −−
       (最新情報は
 	http://www.cyber.rcast.u-tokyo.ac.jp/archive/sympo_2005.html
    でご覧ください。)
     
●開催主旨

インターネットの普及、デジカメやビデオを筆頭とする記録技術の発達、タグ・セン
サなどのモニタリング技術などの進展にともなって、私的な出来事から社会的な出来
事まで、長期間にわたる膨大な情報を、それぞれの人がそれぞれの視点から記録し、
検索・利用することができるようになりました。これらさまざまな視点から集められ
た情報からなるアーカイブは、その個人にとって重要であるばかりか、社会にとって
も貴重な資産で、その利用場面、応用には限りない可能性があると考えられます。

昨年に引き続いての第2回の本シンポジウムでは、体験記録技術の現状・体験記録か
ら何が読み取れるか・体験記録の応用などについて、具体的な事例にもとづいた検討
を行います。また、一瞬のできごとから一生にわたる人生までの幅広い種類の体験を
考える上で重要と思われる論点について3名の招待講演者の方に幅広い見地から語っ
て頂きます。

この分野に関心のある多くの方には、積極的にご参加下さいますようお願い致します。

■■■ 日時・場所・主催 ■■■

日時: 2005年 3月 4日(金) 10:00-18:00 (9:30 開場)
                         (18:00-20:00 懇親会(会費制))

場所: 六本木ヒルズ (六本木アカデミーヒルズ49 スカイスタジオ)
        http://www.academyhills.com/information/map/map1.html

主催: NTTマイクロシステムインテグレーション研究所、産業技術総合研究所、
      東京大学先端科学技術センター

チェア:廣瀬通孝(東京大学)、野島久雄(NTT)、坂上勝彦(産業技術総合研究所)
URL http://www.cyber.rcast.u-tokyo.ac.jp/archive/sympo_2005.html

事前登録制になっておりますので、下記のいずれかにお名前・所属・連絡先の連絡を
お願い致します。
    NTTマイクロシステムインテグレーション研究所:taiken-sympo [at] aecl.ntt.co.jp
    産業技術総合研究所:aist-vtm [at] m.aist.go.jp
    東京大学先端科学技術センター:sympo [at] cyber.rcast.u-tokyo.ac.jp

■■■ プログラム ■■■

■ [午前]10:00-11:40 体験記録技術の現状 (司会:坂上(産総研))

体験を記録するための技術はどんどん進歩しています。このセッションでは、体験記
録に関わる最近の動向と私たちの取り組みを紹介します。

 □ 開会挨拶(20分) ---廣瀬通孝:会議全体のマップ、講演者プロフィール紹介
 □ 産総研の取り組み(40分)---産業技術総合研究所
  ・産総研におけるバーチャルタイムマシン(VTM)への取り組み:   坂上勝彦
  ・VTMウェアラブル−パーソナルポジショニングにおける
                  GPSと歩行動作解析の統合:  興梠正克
  ・音素片のカーネル主成分分析を用いたトピックセグメンテーション:佐土原健
 □ NTTの取り組み(40分)---NTT
  ・NTTにおける体験記録への取り組みの概要:            小野澤晃
  ・体験としてのふれあい通信:                  品川 満
  ・体験記録のためのメディア処理技術:              大和淳司

■ 11:40-13:00 <休憩・昼食>
 □ デモ:VTMオフィス(産総研)
 □ デモ:ふれあい通信(NTT)

■ [午後] 13:00-15:30 体験から人生へ (司会:野島(NTT))
 □ 午後の部開会挨拶(15分) ---野島久雄

体験が積み重なって人生となります。人生を語ること、それを記録し分析すること、
そして表現することを通して見えてくるものとは何かについて考えます。

 □ やまだようこ・京都大学(45分) 「 人生を語ることの意味」(招待講演)
 □ 御厨貴・東京大学(45分)
    「オーラル・ヒストリーで繙く『政策』、紡ぐ『人生』」(招待講演)
 □ 須永剛司・多摩美術大学(45分)
    「人々の活動を基盤として道具とサービスをデザインする 〜『tours2004
     旅することのデザイン』プロジェクト紹介をとおして」(招待講演)

■ 15:30-16:00 <休憩(30分)>
 □ 展示:旅することのデザイン(多摩美術大学)
 □ デモ:VTMオフィス(産総研)
 □ デモ:ふれあい通信(NTT)

■ [夕方] 16:00-17:00 体験記録から何がわかるか(司会:廣瀬(東大))

 いったい体験の記録から私たちは何を読み取ることができるのでしょうか。
このセッションでは、具体的な課題を対象として分析した事例を紹介します。

 □ VTMオフィス−ディジタルアーカイブを用いた会議録:   浅野太(産総研)
 □ VTMパブリック − 愛知万博グローバル・ハウスにおける
           人流センシングと会場運営:     車谷浩一(産総研)
 □ 日常的体験記録の解釈と応用:長期間の位置,発話記録のまとめと
             体験記録の応用実験報告:    上岡玲子(東京大学)
 □ 浅草を体験する:                    北端美紀(NTT)

■ 17:00-18:00 自由討論 (司会 廣瀬)
■ 18:00-20:00 懇親会 [会費制]


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 メディアインタラクショングループ
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