学会員メーリングリストアーカイブ (2008年)

[dbjapan] DBSJ Newsletter Vol.1, No.2


日本データベース学会の皆様

電子広報委員会の横田です。
DBSJ Newsletter 11月号をお送りします。
先ほど送付したものには写真の添付を忘れたので再送させていただきます。

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┃ 日本データベース学会 Newsletter
┃ 2008年11月号 ( Vol. 1, No. 2 )
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【目次】

1.報告集

・10/ 6  第2回先端的データベースとWeb技術動向講演会[東京工業大学 横田]
・10/15-17 TMRA2008              [ナレッジ・シナジー 内藤]
・10/23  NDBC2008        [青山学院大学 増永, 東京工業大学 横田]
・10/27&11/17 平成20年度データ解析コンペティション   [専修大学 生田目]
・11/ 5- 7 ACM SenSys 2008              [東京電機大学 戸辺]
・11/ 9-14 CoopIS'08                 [東京工業大学 渡辺]
・11/13-16 ICDIM 2008       [岡山大学 太田,国立情報学研究所 高須]

2.論文募集

[国内]
・11/28申込,12/26論文締切:JSAI第84回知識ベースシステム研究会
        2009/1/29-30, NTT武蔵野研究開発センタ
・12/15申込,1/9論文締切:DEIM Fourm 2009, 2009/3/8-10, 静岡県掛川市
・12/22申込,1/15論文締切:Wikipediaワークショップ
        JSAI 第20回セマンティックウェブとオントロジー研究会
・12/26論文締切:日本データベース学会論文誌 Vol.7 No.4

[海外]
・ 1/ 5論文締切:SeNTIE2009, 2009/5, Taipei, Taiwan
・ 1/ 9論文締切:INSS 2009, 2009/6/17-19, CMU, Pittsburgh, USA
・ 1/16デモ締切:MDM 2009, 2009/5/18-21, Taipei, Taiwan
・ 1/23論文締切:JCDL2009, 2009/6/15-19, Austin, TX, USA
・ 1/28抄録締切,2/1論文締切:DAIS 2009, 2009/6/9-11, Lisbon, Portugal
・ 2/ 6論文締切:KDD-2009, 2009/6/28-7/1, Paris, France
・ 3/21論文締切:ECDL2009, 2009/9/27-10/2, Corfu, Greece

3.会議案内

[国内]
・2008/11/29  楽天研究開発シンポジウム2008, 楽天本社
・2008/12/ 1- 2 WebDBフォーラム2008, 学習院大
・2008/12/11-12 第13回Webインテリジェンスとインタラクション研究会,
        神奈川近代文学館
・2008/12/15-16 ISUC2008, 大阪国際会議場
・2008/12/16-19 NTCIR-7成果報告会, 学術総合センター
・2008/12/20 第3回先端的データベースとWeb技術動向講演会
・2008/12/20-21 じんもんこん2008, 筑波大学
・2009/ 3/16-19 DMIEW 2009, 福岡工業大学
・2009/ 5/11-14 Pervasive 2009, 奈良県新公会堂

[海外]
・2008/12/ 8-11 ASWC 2008, Bangkok, Thailand
・2008/12/15-17 PRDC'08, Taipei, Taiwan
・2009/ 1/15-16 ICUIMC-2009, Suwon, Korea
・2009/ 4/21-23 DASFAA 2009, Brisbane, Australia
・2009/ 4/27-30 PAKDD-09, Bangkok, Thailand
・2009/ 5/26-29 AINA2009, Bradford, UK
・2009/ 5/26-29 DMWPC 2009, Bradford, UK
・2009/ 5/26-29 MAW-09, Bradford, UK

4.教員公募

・12/ 1締切 東京電機大学 助教(任期付)1名
・12/15締切 筑波大学 助教(任期付)1名
・ 1/ 7締切 甲南大学 教授,准教授,講師のいずれか1名
・ 3/31締切 東北大学 教授1名

5.その他

・12/ 4締切 日本データベース学会功労賞推薦
・12/ 4締切 日本データベース学会上林奨励賞推薦
・電子広報委員会からのお願い



【内容】

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
1.報告集

●会議名:第2回先端的データベースとWeb技術動向講演会
   (ACM SIGMOD 日本支部第39回支部大会)
 日時:2008年10月6日 9:00〜17:15
 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西8E号棟10階大会議室
 URL: http://www.sigmodj.org/Events/taikai39.html
 主催:ACM SIGMOD 日本支部,日本データベース学会

【報告者:東京工業大学 横田治夫】

 これまで ACM SIGMOD 日本支部では,データベースに関するトップレベルの国
際会議に新進気鋭の若手の研究者を派遣して,その内容を支部大会でご報告頂き,
ご好評を頂いて参りました.今年から国内のデータベース関連のイベントを6月,
9月,12月,3月の年 4 回に集約して開催することになり,日本データベース学
会と一体運営となった ACM SIGMOD 日本支部もこれに連動して,名称も新たに
「先端的データベースと Web 技術動向講演会」として,国際会議報告と先端的
なトピックスの講演を行うことに致しました.
 「第1回 先端的データベースと Web 技術動向講演会」は,6月19〜20日の小樽
で開催された jDB フォーラムに同期して,その直前の6月17日に東京工業大学で
支部大会を兼ねて開催しました.内容は,4月にメキシコのカンクンで開催され
た IEEE ICDE2008 の報告を東京大学生産技術研究所の合田和生先生に,Web2.0
的な集合知利用の研究アプローチと HCI に関する講演を産業技術総合研究所の
後藤真孝様と緒方淳様にして頂き,満席の中,大変ご好評を頂きました.特に,
Web2.0 的なアプローチは,ICDE2008 の基調講演の1つの中にも含まれており,
その基調講演の紹介とトピックス講演がマッチした形で,近年の動向を表現した
形となりました.
 「第2回 先端的データベースと Web 技術動向講演会」は,9月21〜23日に飯坂
温泉で開催された iDB フォーラムに同期して,10月6日に同じく東京工業大学で
支部大会を兼ねて開催しました.内容は,データベース関係の国際会議の最高峰
の一つである ACM SIGMOD 2008 国際会議の報告を九州大学の牛尼剛聡先生にし
て頂き,また,メモリ型 DBMS 推進機構の協賛を頂いて,最近注目されているイ
ンメモリデータベースの動向を,日本オラクル株式会社の柴田竜典様,日本IB
M株式会社の菅原香代子様,株式会社シアンス・アールの沖本和昭様,株式会社
日立製作所の千田理路様,株式会社高速屋の木下政利様から報告頂きました.こ
ちらも満席で,大変ご好評を頂きました.今年の SIGMOD 国際会議の基調講演の
キーワードは Extreme でしたが,インメモリデータベースの報告の中にも出て
ました.また,インメモリデータベースに関する各社の取り組みを一同に聞くこ
とができ,有用であったというコメントを多数頂きました.
 「第3回 先端的データベースと Web 技術動向講演会」は,12月1〜2日に学習
院大学で開催される予定の WedDB フォーラムと同期して,12月20日に東京工業
大学で開催する予定です.内容は,ニュージーランドで開催された VLDB2008 の
報告と,XML データベースの動向を講演頂くことにしております.詳細は,追っ
て DBJapan に流させて頂きます.多数のご参加をお待ちしています.

●会議名:TMRA2008
     Topic Maps Research and Applications 2008
 日時:2008年10月15-17日
 場所:Leipzig, Germany
 URL: http://www.tmra.de/2008/

【報告者:ナレッジ・シナジー 内藤求】

TMRAは,ドイツのライプチヒの "ZIWD: Zentrum fuer Informations-, Wissens-
und Dienstleistungsmanagement"によって開催されたトピックマップの研究及び
応用のための国際会議で,今回が4回目でした.今回のテーマ "Subject-centric
Computing"は,これまでのドキュメント中心の情報処理ではなく,主題中心の知
識処理,情報処理を目指そうというものです.トピックマップのコミュニティで
は,「人々が興味があるのは,ドキュメント,フォルダ,ファイルそのものでは
なく,思考の対象である主題ある.主題中心に情報,知識を組立てたほうがより
直観的で,馴染みやすく,創造的,効率的だ.」とする考えが支持を得ています.
この視点の転換を,「Document-centricからSubject-centric へのパラダイムシ
フト」と言っている人もいます.そのためには,主題を識別するための Subject
Identifier (特に公開されたものを PSI: Published Subject Identifierと呼ぶ)
が重要な働きをすると考えられています.

TMRA が開催されたライプチヒ(Leipzig)は,北緯51度20分,東経12度23分に位置
し,旧東ドイツに属した人口約50万人の非常に歴史的な都市で,印刷物の町とし
ても有名だそうです.1409年に創立されたライプチヒ大学は,ドイツでハイデル
ベルク大学に次ぐ歴史と伝統を持ち,ゲーテやニーチェが学び,日本からも森鴎
外や朝永振一郎博士が留学した大学だそうです.大バッハが長年音楽監督を務め
た聖トーマス教会,最古の民間オーケストラといわれるライプチヒ・ゲヴァント
ハウス管弦楽団の活動拠点であるゲヴァントハウス,ゲーテが足繁く通ったとい
われるワイン酒場兼レストランのアウアーバッハスケラー,さらに,ベルリンの
壁の崩壊につながった旧東ドイツにおける民主化運動の拠点となったニコライ教
会などなど,歴史的文化的な建物も多くあります.また,Beer hunter にとって
は非常にうれしい Gose というちょっと酸味の強い地ビールが楽しめます.まさ
に話題に事欠かない,いろいろな好奇心にかられる町です.

かなり脱線してしまいました.話をTMRAに戻します.今回のTMRAのプログラム委
員会は約50名の委員から構成され,委員長,共同委員長は,ライプチヒ大学の
Luts Maicher氏,ノルウェーの Bouvet社の Lars Marius Garshol氏でした.主
催者の発表によると32の論文提出があり,22が採用されたとのことです.会議参
加登録者は約70名で,日本人の参加者は,私を含めて2人でした.参加常連者が
多く,従って顔見知りが多く,和気あいあいとした中で,熱い議論が交わされま
した.10/15日はチュートリアル,10/16-17日が本会議でした.本会議のプログ
ラムは,2つのトラックから構成され,通常の論文発表のセッション,ポスター
セッションのほか,Coder Challengeと称し,ATOMの交換プロトコルの実装に対
する一種のプログラムコンテスト,会議の当日エントリできて,5分間の発表が
できるOpen Space セッション,Social Event等がありました.論文発表のセッ
ションとしては,Subject-centric computing, Topic Maps and Information
Retrieval, Standards related research part1, Connecting Information,
Towards a new generation of Topic Maps engines, Living Topic Maps,
Standards related research part2, Topic Maps and Social Software などが
あり,その中で各2〜3件の発表が行われました.

Subject-centric をテーマにした発表はもちろんですが,今回は特にトピックマ
ップの標準に関する発表が目立ったように思います.それらは,トピックマップ
のXML構文であるXTMの新しい版(XTM 3.0),トピックマップのグラフ表現(GTM),
トピックマップのアプリケーションプログラミングインタフェース(TMAPI),ト
ピックマップの制約言語(TMCL)などです.トピックマップの標準作りは,ISO/IEC
JTC1 SC34で進められていますが,TMRAには毎回,SC34の委員の多くが参加して
おり,標準化の方向に大きな影響を与えています.現在,ISOでの議論の中心は,
トピックマップ簡潔構文 (CTM: Compact Topic Maps),トピックマップ問合せ言
語 (TMQL: Topic Maps Query Language),トピックマップ制約言語 (TMCL: Topic
Maps Constraint Language) などです.何十万,何百万,ときには,何千万に及
ぶトピックマップ構成要素をどのように記述し,どのようなデータベースにどの
ように格納し,どのような制約を与え,効率的にアクセスするためにどのような
問合せ言語が必要で,どのように実装するかといったところは,まさに,データ
ベースな皆さんにとって非常に魅力的であり,活躍していただけるところだと思
っています.来年も10月にライプチヒで第5回目のTMRAが開催される予定になっ
ています.投稿の締め切りは毎年6月初旬です.次回は,ぜひ皆様に投稿していた
だければと思っています.

TMRAについての詳細は,TMRAのサイト (http://www.tmra.de/2008/) でご覧いた
だけます.今回のプロシーディングもこのサイトからダウンロードできます.さ
らに,プロシーディングは,ライプチヒ大学からLIVシリーズとして出版されて
おり,ISBNは,978-3-941152-05-2 です.DBLP
(http://www.informatik.uni-trier.de/~ley/db/index.html)
にも登録されるそうです.ライプチヒの町及びTMRAの会議の様子は,Lars Marius
Garshol氏が公開している Photoトピックマップのサイト
(http://www.garshol.priv.no/tmphoto/event.jsp?id=t118702)
でご覧いただけます.トピックマップ関連の標準については,ナレッジ・シナジ
ーのサイト (http://www.knowledge-synergy.com/topicmaps/iso-standard.html)
を参照ください.また,PSI については,Ontopedia社によって運営されている
PSI Server (http://psi.ontopedia.net/) を参照していただければと思います.

●会議名:NDBC2008
     National Database Conference 2008
 日時:2008年10月23-25日
 場所:桂林,中国
 URL: http://www.pingsoft.net/ndbc2008/

【報告者:青山学院大学 増永良文・東京工業大学 横田治夫】

中国データベース学会 (CCF-DBS,会長は何新貴 (He Xinguei,北京大学)) の第
25回全国大会(NDBC2008)が2008年10月24日〜26日に中国・桂林の桂星大飯店で
開催された.プログラム委員長をProf. Lianfang Liuが務めた.投稿論文数428
編,査読者57名,採録127編(その内上位72編が中国アカデミー刊行のComputer
Research and Development増刊号に収録,下位55編は四川Computer Institute刊
行のComputer Scienceに収録).日本からは,増永良文(青山学院大学)DBSJ会
長と横田治夫(東京工業大学)DBSJ国際関係委員会委員長が参加し,横田治夫氏
は"Management and Search Methods for the Local Information Explosion"と
題して招待講演を行い,好評を博した.NDBC2008参加者200名.CCF-DBSの前会長
のProf. Wang Shan(人民大学)をはじめNDBC2008の参加者の多くと旧交を温めたり,
新しく交流して,CCF-DBSからDBSJからの参加は日中の交流に大いに貢献している
と言葉があった.NDBC2009は江西省・南昌市で開催予定.添付の写真
(NDBC2008.jpg) は左から,Prof. Lianfang Liu, Prof. Wang Shan, 増永良文,
横田治夫.

●会議名:平成20年度データ解析コンペティション
 日時:2008年10月27日 18:30〜,2008年11月17日 18:30〜
 場所:東京理科大学九段校舎
 URL: http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~thc0640/dac.html
 主催:日本データベース学会 ビジネスインテリジェンス研究グループ

【報告者:専修大学 生田目崇】

 ビジネスインテリジェンス研究グループ(主査:山本修一郎 NTTデータ)で
は,ビジネスインテリジェンスに関する研究会を行っております.今年度は,ビ
ジネスインテリジェンスのコア部分である,分析技術に関する研究の一環として,
データ解析に関するコンペティションを開催しております.本コンペティション
は経営科学系研究部会連合協議会が主催し,本グループ以外に産学7団体が構成
団体として活動しています.本コンペティションでは,産学より参加チームを募
集し,共通のデータを提供し,それぞれのチームで分析をおこなってもらい,研
究発表をお互いにすることで,多様な知見を得ようとするもので,今年で15年目
になります.本年度は全参加チームが46チーム,総勢200余名がエントリーいた
だいております.
 本年度は,「食卓」に関するデータを提供しております.データ項目は,日々
の食卓でのメニューとその材料のほかに,世帯属性や意識調査データが含まれ,
さまざまな視点からの分析結
果が期待されます.
 本研究グループでは,分析技術で関係の深い日本オペレーションズ・リサーチ
学会の研究部会と共同で開催しており,10月27日と11月17日に一般部門の中間発
表が行われました.多くのチームが,まだ様子見というところで,分析の中間報
告と今後の分析方針が示されました.最終発表は来年2月と3月に行われる予定で
あり,そこで選抜された数チームが,協議会主催の最終報告会にて研究報告をす
る予定です.この成果報告会では,他の研究グループから選抜されたチームとの
コンペティションとなり,最終審査が行われます.
 本研究グループの活動,ならびにデータ解析コンペティションについては下記
をご参照ください.
<ビジネスインテリジェンス研究グループ>
http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~thc0640/mi.html
<データ解析コンペティション>
http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~thc0640/dac.html

●会議名:ACM SenSys 2008
     The 6th ACM Conf. on Embedded Networked Sensor Systems
 日時:2008年11月5-7日
 場所:Raleigh, NC, USA
 URL: http://sensys.acm.org/2008/

【報告者:東京電機大学 戸辺義人】

ACM SenSysは,ネットワーク研究コミュニティを母体とし,センサネットワーク
のトップ会議として,今年で第6回目となる国際会議である.本会議採択論文数
毎回25件程度,シングルセッション,参加者200名程度で,小規模で開催される.
データベースもしくはデータ工学という観点の論文は数多くはないが,
in-network aggregation等はSenSysの中で議論がなされてきた.今回発表のあっ
た中から,データベースコミュニティと関連のあるものを報告する.
[本会議発表]
A methodology for in-network evaluation of integrated logical-statistical
models (米国Stony Brook University)
従来提案されていたSNlog等の宣言型言語では,センサデータのノイズや欠損が
考慮されていなかった.そこで著者らは,宣言型言語であるPRISMをベースとし,
統計的モデルを組み込む手法を提案した.無線センサノードを利用した実験を行
い,ノイズの多い環境において有効であることを示した.
[ポスター発表]
Optimizing Declarative Sensornets (米国UCB D. Chu他)
Hellerstein のグループによる発表である.負荷情報等を収集し,宣伝型言語を
用いて,in-network processing を行うノードの決定方法,送受信に要するエネ
ルギーを考慮した上でのユニキャスト・ブロードキャストの選択,LPL (Low
Power Listening) 時のプリアンブル長,の3つの自動的な最適化方法を提案した.
[ワークショップ1: ImageSense]
SenSysでは,伝統的な無線ルーティングを越える道を探る目的で併設ワークショ
ップを開催するようになった.2件あり,どちらも発表ではなく,議論主体で進
行する.その1つ目が,カメラセンサ間のネットワークを議論するImageSense.
発表例として,カメラセンサネットワークに蓄えられた画像を検索する際に,予
めノード内で計算されたSIFT(Scale-invariant feature transform) 特徴量を
用いることで通信頻度とメモリ消費量を抑えた仕組みの提案があった.
[ワークショップ2: UrbanSense]
2つ目は,携帯電話+センサを使った participatory sensing を議論する
UrbanSense.街や人の状態を解析することを狙う.まだ揺籃期にあるため,方向
性に関して百家争鳴.我々のグループもこのワークショップに参加し,街中
walkability sensing を提案.
[総括]本記事の文字数制限で多くを書けないので,一言.SenSysは新しい方向を
模索している.データベース側のnew ideaは大歓迎されると思うので,参加いた
だきたい.

●会議名:CoopIS'08
     Int. Conf. on Cooperative Information Systems
 日時:2008年11月9-14日
 場所:Monterrey, Mexico
 URL: http://www.cs.rmit.edu.au/fedconf/

【報告者:東京工業大学 渡辺洋介】

CoopIS2008は分散システムに関する国際会議で,今年は11月12日から3日間,メ
キシコのモンテレイ市で開催された.OnTheMoveというFederated Conferenceの
一つとして,DOA, ODBASE, GADA, ISの会議および14のワークショップと併設で
ある.CoopIS2008の会議の内容としては,3件のキーノート,1件の招待論文,21
件のフルペーパー,9件のショートペーパー,14件のポスターであった.日本か
らは筑波大の北川研から2件,東工大の横田研から1件の論文が採択された.全9
つのセッションのうち,Business Processなど「Business」というワードを含ん
だセッションが4つあったことが特徴的であった.CoopIS単体での参加者につい
ては正確な人数はわからないが,初日のキーノートには200席の部屋に170名ほど
が詰めかけていた.

キーノートの1件目は,スタンフォード大のHector Garcia-Molina教授による
"Flexible Recommendations in CourseRank"という講演である.CourseRankは,
スタンフォード大の学生のための非公式な授業推薦システムである.授業の履修
記録から自分と同様な志望の学生が履修した授業を推薦する.大学からのデータ
提供を受け,9000人のユーザがいるとのことである.下記URLで公開されている.
http://courserank.stanford.edu/CourseRank/
2件目のCristina Martinez Gonzalez氏による"The Future Internet: a vision
from European Research"という講演では,将来のインターネット技術について
Web2.0,SOA,3D仮想空間,実世界との結び付き等の話を交えながら語られた.
3件目のキーノートはEarl ResearchのTed Goranson氏の"New Methods for Self-
Organizing Enterprises"という講演であった.情報統合・組織統合を進めるた
めに必要なチャレンジについて述べられ,キーテクノロジーとしてstate-aware
logic,functional reactive agent systemなどが挙げられていた.

CoopIS2008および併設会議の予稿集は,Springerから提供されている.
[Part I] http://www.springerlink.com/content/l387677g8560
[Part II] http://www.springerlink.com/content/t65g27764327
[Workshop] http://www.springerlink.com/content/qu5762137760

●会議名:ICDIM 2008
     3rd Int. Conf. on Digital Information Management
 日時:2008年11月13-16日
 場所:London. UK
 URL: http://eventseer.net/event/5736/

【報告者:岡山大学 太田学, 国立情報学研究所 高須淳宏】

 ICDIM 2008がロンドン東部のCustom House Hotelで開催されました.会場はち
ょうどExCel London国際見本市会場と線路をはさんで反対側の駅の真正面にあり,
アクセスの良い場所でした.この会議は,2006年バンガロール,2007年リヨンに
続く3回目の会議で,大学や企業の研究者・エンジニアが情報管理に関する多様
な問題について,研究発表や意見交換を行って異分野の人々と交流する,そのよ
うな場を提供することを目的としています.会議名が表すように,DBやWeb,情
報検索をはじめ人工知能や自然言語処理など多岐にわたるテーマで研究発表が行
われました.
 主催者側によると今年の参加者は131名で,日本からも10名以上が参加してい
ました.昨年と比べて参加者は増加傾向にあるようです.一方本会議には332件
の投稿があり,132件が採択されたので採択率は40%です.昨年の採択率もほぼ同
じですので,質を維持したまま会議を発展させようとしているようです.
 招待講演は合計4つあり,社会や企業におけるセキュリティや情報管理のあり
方,SAPなどが講演テーマでした.例えば,SAP Researchの副社長Paul Hofmann
博士の講演では,近年のサーバアーキテクチャの変化やモバイルツールの普及に
対応してソフトウェアをメインテナンスすることが1つの大きな問題となってお
り,この問題に対処するため,OS・ミドルウェア層でハードウェアの変化を吸収
するSAPのアプローチが紹介されました.

Best papers(2件)
・Extracting Community Structure Features for Hypertext Classification,
Dell Zhang and Robert Mao
・A Robust Cooperation Approach for Mobile Multimedia Adhoc Networks,
J. M. Bahi, Mirna Eskandar, and Ahmed Mostefaoui

来年はカナダで8月に開催される予定です.
ICDIM 2009: Aug. 10 - 13, 2009
Sheridan Institute of Technology and Advanced Learning
Ontario, Canada
また閉会の際に2010年に日本で開催されることが正式に告知されました.


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2.論文募集

【国内】

[筑波大学 森嶋]
会議名:人工知能学会 第84回知識ベースシステム研究会
    「Web情報処理」特集
日時:2009年1月29-30日
場所:NTT武蔵野研究開発センター コンベンション
   http://www.ntt.co.jp/islab/access/
URL: http://www.ai.sanken.osaka-u.ac.jp/sig-kbs/
日程:2008年11月28日 申込締切
   2008年12月26日 論文締切

[名古屋大学 石川]
会議名:DEIM Forum 2009
    第1回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム
    (Forum on Data Engineering and Information Management)
日時:2009年3月8-10日
場所:ヤマハリゾートつま恋 (http://www.tsumagoi.net/)
URL: http://db-event.jpn.org/deim2009/
主催:電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会
   日本データベース学会
   情報処理学会 データベースシステム研究会
日程:2008年12月15日 発表申込締切(予定)
   2009年 1月 9日 論文投稿締切(予定)

[東京大学 中山]
会議名:人工知能学会 第20回セマンティックウェブとオントロジー研究会
    Wikipediaワークショップ
日時:2009年1月22日
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館231号講義室
   http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html
日程:2008年12月22日 申込締切
   2009年 1月15日 論文締切

[青山学院大学 増永]
雑誌名:日本データベース学会論文誌
    Journal of the Database Society of Japan
日程:2008年12月26日17:00 投稿締切(Vol.7, No.4)
   2009年 3月27日 刊行予定

【海外】

[大阪大学 原]
会議名:SeNTIE2009
    Int. Workshop on Sensor Networks Technologies for
    Information Explosion Era
    (in conjunction with MDM 2009)
日時:2009年5月
場所:Taipei, Taiwan
URL: http://www-nishio.ist.osaka-u.ac.jp/conf/sentie2009/
日程:2009年1月 5日 論文締切

[筑波大学 川島]
会議名:INSS 2009
    6th Int. Conf. on Networked Sensing Systems
日時:2009年6月17-19日
場所:Carnegie Mellon Univ., Pittsburgh, USA
URL: http://www.inss-conf.org/2009/
日程:2009年1月9日 論文締切

[大阪大学 原]
会議名:MDM 2009
    The 10th Int. Conf. on Mobile Data Management:
    Systems, Services and Middleware
日時:2009年5月18-21日
場所:Taipei, Taiwan
URL: http://adslab.cs.nctu.edu.tw/mdm2009/
日程:2009年1月16日 デモ発表締切

[筑波大学 森嶋]
会議名:JCDL2009
    Joint Conf. on Digital Libraries
日時:2009年6月15-19日
場所:Austin, TX, USA
URL: http://www.jcdl2009.org
日程:2009年1月23日 論文締切
   2009年1月31日 ポスター&デモ締切
   2009年1月31日 チュートリアル&ワークショップ提案デモ締切

[東京工業大学 横田]
会議名:DAIS 2009
    9th IFIP Int. Conf. on Distributed Applications and
    Interoperable Systems
日時:2009年6月9-11日
場所:Lisbon, Portugal
URL: http://discotec09.di.fc.ul.pt/index.php?title=Dais
日程:2009年1月28日 抄録締切
   2009年2月 1日 論文締切

[京都大学 小山]
会議名:KDD-2009
    The 15th ACM SIGKDD Int. Conf. on Knowledge Discovery and
    Data Mining
日時:2009年6月28日-7月1日
場所:Paris, France
URL: http://www.kdd.org/kdd2009/
日程:2009年2月 6日 論文締切 (抄録締切2009年2月2日)
    2009年2月 6日 ワークショップ提案締切2009年1月19日
    2009年2月23日 パネル提案締切

[筑波大学 森嶋]
会議名:ECDL2009
    13th European Conf. on Digital Libraries
日時:2009年9月27日-10月2日
場所:Corfu, Greece
URL: http://www.ecdl2009.eu/
日程:2009年2月27日 ワークショップ・チュートリアル
   2009年3月21日 論文・ポスター・デモ
   2009年6月 1日 Doctoral Consortium Papers


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3.会議案内

【国内】

[楽天 高見]
会議名:楽天研究開発シンポジウム2008
    〜 次世代インターネットサービスを支えるテクノロジー 〜
日時:2008年11月29日
場所:楽天本社 (品川区東品川4-12-3 品川シーサイド楽天タワー)
URL: http://www.rakuten.co.jp/event/rrds2008/

[筑波大学 森嶋]
会議名:WebDB Forum 2008
    Webとデータベースに関するフォーラム 2008
日時:2008年12月1-2日
場所:学習院 創立百周年記念会館
URL: http://db-event.jpn.org/webdbf2008/
主催:情報処理学会 データベースシステム研究会
   日本データベース学会
   電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会

[大阪大学 土方]
会議名:第13回Webインテリジェンスとインタラクション研究会
日時:2008年12月11-12日
場所:神奈川近代文学館 (http://www.kanabun.or.jp/0g20.html)
URL: http://www.ieice.org/~wi2/
主催:電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ

[情報通信研究機構 木俵]
会議名:ISUC2008
    2nd Int. Symp. on Universal Communication
日時:2008年12月15-16日
場所:大阪国際会議場 (http://www.gco.co.jp/japanese.html)
URL: http://www.is-uc.org/2008/

[筑波大学 藤井]
会議名:NTCIR-7成果報告会
    第7回NTCIRワークショップ成果報告会
日時:2008年12月16-19日
場所:学術総合センター
URL: http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-ws7/meeting/

[東京工業大学 横田]
会議名:第3回先端的データベースとWeb技術動向講演会
    (ACM SIGMOD 日本支部第40回支部大会)
日時:2008年12月20日 9:00〜17:15
場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西8E号棟10階大会議室
URL: http://www.dbsj.org/sigmodj/index.html
主催:ACM SIGMOD 日本支部
   日本データベース学会

[筑波大学 松村]
会議名:じんもんこん2008
    人文科学とコンピュータシンポジウム
日時:2008年12月20日-21日
場所:筑波大学 つくばキャンパス 春日地区
URL: http://www.slis.tsukuba.ac.jp/chs08/
主催:情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会

[大阪大学 原, 神崎]
会議名:DMIEW 2009
    Int. Workshop on Data Management for Information Explosion
    in Wireless Networks
    (in conjunction with CICIS 2009)
日時:2009年3月16-19日
場所:福岡工業大学
URL: http://www-nishio.ist.osaka-u.ac.jp/conf/dmiew2009/

[東京大学 川原]
会議名:Pervasive 2009
    The 7th Int. Conf. on Pervasive Computing
場所:奈良県新公会堂
日時:2009年5月11-14日
URL: http://www.pervasive2009.org/


【海外】

[長崎県立大学 ソムチャイ]
会議名:ASWC 2008
    The 3rd Asian Semantic Web Conf.
日時:2008年12月8-11日
場所:Bangkok, Thailand
URL: http://aswc2008.ait.ac.th/

[東京工業大学 横田]
会議名:PRDC'08
    The 14th IEEE Pacific Rim Int. Symp. on Dependable Computing
日時:2008年12月15-17日
場所:Taipei, Taiwan
URL: http://www.csie.ntust.edu.tw/prdc08

[お茶の水女子大学 小口]
会議名:ICUIMC-2009
    The 3rd Int. Conf. on Ubiquitous Information
    Management and Communication
日時:2009年1月15-16日
場所:Suwon, Korea
URL: http://www.icuimc.org/

[東京工業大学 横田]
会議名:DASFAA2009
    The 14th Int. Conf. on Database Systems for Advanced
    Applications
日時:2009年4月21-23日
場所:Brisbane, Australia
URL: http://www.itee.uq.edu.au/~dasfaa

[東京大学 喜連川]
会議名:PAKDD-09
    The 13th Pacific-Asia Conf. on Knowledge Discovery
    and Data Mining
日時:2009年4月27-30日
場所:Bangkok, Thailand
URL: http://www.pakdd2009.org

[大阪大学 原]
会議名:AINA2009
    The 23rd IEEE Int. Conf. on Advanced Information
    Networking and Applications
日時:2009年5月26-29日
場所:Bradford, UK
URL: http://www.inf.brad.ac.uk/~iawan/aina/

[大阪大学 神崎]
会議名:DMWPC 2009
    2nd. Int. Workshop on Data Management for Wireless
    and Pervasive Communications
    (in conjunction with AINA2009)
日時:2009年5月26-29日
場所:Bradford, UK
URL: http://www-nishio.ist.osaka-u.ac.jp/conf/dmwpc2009/

[早稲田大学 山名]
会議名:MAW-09
    The 2009 IEEE Int. Symp. on Mining and Web
    (in conjunction with AINA2009)
日時:2009年5月26-29日
場所:Bradford, UK
URL: http://www.enews.ece.uvic.ca/conf/MAW09

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4.教員公募

[東京電機大学 勝野]
東京電機大学 理工学部サイエンス学系数理情報学コース
人員:助教(任期付) 1名
分野:情報科学全般,特に人工知能,知能ロボティクス,マシンビジョン,
   数理システム
着任:2009年 4月1日
締切;2008年12月1日
URL: http://www.cse.dendai.ac.jp/index.html

[筑波大学 北川]
筑波大学大学院 システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻
人員:助教1名 (任期 2011年3月31日まで)
職務:(1) 文部科学省・大学院教育改革支援プログラムとして採択された
「ICTソリューション・アーキテクト育成」プログラムに関わる大学院教育と
管理運営業務
(2) 同プログラムの教育水準の向上に資するための専門分野における研究
着任:決定後出来るだけ早い時期
締切:2008年12月15日

[甲南大学 灘本]
甲南大学 知能情報学部知能情報学科
人員:教授,准教授,講師のいずれか1名
分野:統計とその応用
着任:2009年度のなるべく早い時期
締切:2009年1月7日

[東北大学 大堀]
東北大学 電機通信研究所
     システム・ソフトウェア研究部門情報コンテンツ研究分野
人員:教授1名
分野:コンテンツ指向情報処理システムに関する研究
着任:2010年4月 1日以降のできるだけ早い時期
締切:2009年3月31日

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5.その他

[慶應義塾大学 清木]
日本データベース学会功労賞推薦
「我が国のデータベースに関する科学・技術の振興をはかり,もって学術,文化,
 ならびに産業の発展に大いに寄与された会員の功労を賞する.」
 12/ 4締切 kiyoki [at] sfc.keio.ac.jp まで

[慶應義塾大学 清木]
日本データベース学会上林奨励賞推薦
「データベースに関する研究や技術に対して国際的に優れた貢献を行った若手会
 員を奨励する.」
 受賞時(2009年3月8-10日)で40歳未満の本会会員で自薦,他薦を問いません.
 12/ 4締切 kiyoki [at] sfc.keio.ac.jp まで

[電子広報委員会 横田]
現在発行しているNewsletterは現段階では試行版と位置づけています.
今後皆様からのご意見や新規企画の提案で改善を行っていきます.
・研究集会の参加報告は(若手からの)積極的な自由投稿を期待しています.
・研究紹介や研究室紹介の自由投稿があっても良いと考えています.
・DBコミュニティが関心をもつシステム(製品を含む)のニュースがあっても
 かまわないと思います.
等々,ご意見は newsletter [at] dbsj.org までお願いします.


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┃日本データベース学会電子広報委員会
┃(編集責任者:岡山県立大学 横田一正)
┃ご意見,ご希望,コメント等は newsletter [at] dbsj.org にお願いします.
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