日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2011年)

[dbjapan] 終了報告:DBSJ総会+論文賞授賞式+SoC2011


日本データベース学会の皆様

今年も暑い夏となるのでしょうか,会員の皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上
げます.

さて,去る6月18日(土)に青山学院アスタジオを会場に執り行いました下記3件の行
事につきまして,会員の皆様に謹んで終了報告をさせていただきます.
(1)第10回DBSJ総会
(2)2010年度DBSJ論文賞授賞式
(3)SoC2011(第2回ソーシャルコンピューティングシンポジウム)

(1)第10回DBSJ総会
皆様から多数いただきました委任状と現地出席者で標記総会はつつがなく開催され終
了いたました.総会では次のことが審議され,承認されました.議事録を添付しま
す.ご確認ください.
1.	2010年度事業報告および決算について.
2.	監査報告
3.	定款改訂について
4.	2011年度事業計画および予算について
5.	2011年度役員改選について

(2)2010年度DBSJ論文賞授賞式
2010年度DBSJ論文賞授賞式が執り行われ,中山浩太郎氏に論文賞が授与されました.
誠におめでとうございます:
中山浩太郎,“神経細胞移動に着想を得た自己組織化マップによるWikipediaリンク
データの可視化,” 日本データベース学会論文誌, 第9巻 第3号, pp.19-24, 2010年
6月刊.
【推薦理由】SOM(自己組織化マップ)を大規模疎行列データにも適用可能とするため
に,神経細胞移動にヒントを得て,自己組織化マップアルゴリズム「MIGSOM」を提案
し,実際にWikipediaデータを用いて提案手法の有効性を示している.MIGSOMはウェ
ブ社会分析のための様々な可視化要求に適用可能と期待されるとともに,生物指向コ
ンピューティングへの関心を拓いている.本論文はDBSJ論文誌が重視する速報性と萌
芽性に特に優れており,また有用性も期待できる.よって,DBMJ論文賞を授賞するに
値する.

(3)SoC2011(第2回ソーシャルコンピューティングシンポジウム)
午前9時55分にスタートしたSoC2011は昨年に続く第2回目で,我が国のソーシャルコ
ンピューティング研究の第一線を結集して,11件の招待講演,13件のポスター発表が
行われ,招待講演では篤き発表と白熱した質疑応答が交わされ,ポスターセッション
では軽食をつまみながら夜7時すぎまで熱心なやり取りが交わされました.出席者は
会員・学生・一般と142名に及び,関心の大きさをうかがい知ることができました.
さらに,SoC2011はドワンゴのニコ生中継され,午前中の中継に総視聴者数573・コメ
ント数1,361,午後の中継には総視聴者数825・コメント数1,483が寄せられました.
現地の出席者と合わせれば1000人近くの方々がSoC2011に関心を寄せてくださったと
いうことになります.末筆になりましたが,本シンポジウムにはIEICEのWI2研,DE
研,IPSJのDBS研,そして青山学院大学社会情報学部の協賛をいただきました.協賛
団体,並びにSoC2011を組織されました皆様のご尽力に再度感謝申し上げます.

DBSJ会長
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増永良文
青山学院大学社会情報学部
〒252-5259 神奈川県相模原市中央区淵野辺5−10−1 B613
Tel & Fax (042)759-6101(研究室)
携帯 070-5580-3213

Attachment: 第10回DBSJ通常総会議事録 .pdf
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