日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2012年)

言語処理学会第18回年次大会(NLP2012)発表論文の締切迫る


(重複して受け取られた場合はご容赦ください)

東工大の藤井と申します.

発表論文の締切が来週に迫って参りました.事前参加登録の締切も近付いて参
りました.多数の参加をお待ちしております.


==============================================================
□言語処理学会第18回年次大会(NLP2012)開催案内及び発表募集

言語処理学会第18回年次大会(NLP2012)を広島市立大学において以下の要領
により開催いたします.


            ★★★ 新着情報 ★★★

★ 発表論文の締切(1月30日(月)23:59)が近付いて参りました.
★ 事前参加登録の締切(2月6日(月)正午)が近付いて参りました.
★ 本会議のプログラムが確定しました.
★ 会場関連の情報(交通アクセス,宿泊等)を更新しました.
★ チュートリアルの時間が確定しました.
★ 招待講演のスケジュールが確定しました.
★ 優秀賞選考手続きが確定しました.

◯ 大会Webサイト

大会Webサイトが以下のURLで開設されております.順次,情報をアップデート
いたしますので,こちらもご覧ください.

 http://www.anlp.jp/nlp2012/

◯ 開催日時
 
 2012年3月13日(火)〜 3月16日(金)
    3月13日(火) チュートリアル
    3月14日(水) 本会議第1日
    3月15日(木) 本会議第2日,総会,招待講演,懇親会
    3月16日(金) 本会議第3日

◯ 会場

 広島市立大学
 所在地:広島市安佐南区大塚東3丁目4番1号(〒731-3194)

◯ 交通アクセス

 *市内中心部:そごう広島店3階(県庁前)にある広島バスセンターから

  +「横川駅経由,花の季台,こころ産業団地方面行き」(5分〜10分に1本)
    所要25分
  ※横川駅を経由しない便もあります.昼間は便数の少ない時間帯もあります.

  +「くすの木台方面/沼田ループ右回り」(15〜30分に1本)所要13分

 *JR広島駅から

  +JR横川駅までJRにて移動し,「花の季台,こころ産業団地方面行き」バス
    所要15分

 *会場の最寄りバス停
  +「市立大学前」から徒歩1分
  +「市立大学前」に停車しないバスの場合,「沼田料金所前」から徒歩8分

 バス時刻表や他の交通手段は次をご覧ください.
   http://www.hiroshima-cu.ac.jp/page/content0002.html

◯ 宿泊

特に学会で契約したホテルなどは用意しておりません.広島バスセンター近く
の繁華街やJR広島駅の近くに多くのホテルがあり,交通アクセスも便利です.

◯ 懇親会

広島の酒など地元の品を取り揃え,3月15日(木)18:30より大学の食堂で懇
親会を行います.多くの方々のご参加をお待ちしております.

◯ 会場でのネットワーク

学内ネットワーク利用のアカウントを受付時に希望者に発行します.休憩室な
どで利用することができます.同時に使える数は限られておりますので,予め
ご了承ください.

◯ 昼食

3月14日(水),15日(木),16日(金)は大学の食堂で昼食を取ることがで
きます.

◯ 今後のスケジュール

 大会発表最終論文の提出期限  2012年 1月30日(月)23:59
 事前参加登録締切       2012年 2月 6日(月)正午

◯ 共催

 広島市立大学

○ 協賛

サイボウズ株式会社  http://cybozu.co.jp/
グーグル株式会社   http://www.google.co.jp/about
楽天株式会社     http://rit.rakuten.co.jp/
株式会社朝日新聞社  http://www.asahi.com/information/cd/gakujutsu.html
株式会社バオバブ   https://en.ecom.trans-aid.jp/
株式会社毎日新聞社  http://mainichi.jp/contents/edu/03.html
バイドゥ株式会社   http://www.baidu.jp/info/about.html
マイクロソフト ディベロップメント株式会社 http://www.microsoft.com/ja-jp/mscorp/default.aspx
ヤフー株式会社    http://www.yahoo.co.jp/

◯ 参加登録

参加登録・参加費支払いの方法については,大会Webサイトをご覧ください.

 http://www.anlp.jp/nlp2012/

◯ 発表申込/原稿提出時の注意

1. 発表者または共著者の中に言語処理学会正会員または学生会員(入会希望
  でも可)が含まれていることが必要です. どなたも会員でない場合には,
  「入会希望」としてお申し込みいただき,発表時までにどなたかが入会手
  続きをしていただくようにお願いいたします.(大会への事前登録時に入
  会手続きをすることで,会員価格で参加することが可能です)

2. 発表申込時の記入事項によりプログラムを作成しますので,申込後の題目,
  著者の変更はできません.

3. プログラム確定後(採録が通知された後)の発表のキャンセルはできませ
  ん.

4. 投稿される論文の著作権については,以下の通りとなっております.本学
  会に投稿される論文等(投稿される論文,予稿集,ワークショップ論文等
  を含む)の著作権は,本学会に最初に原稿が投稿された時点から原則とし
  て本学会に帰属します.

  執筆に際しての注意事項:

  執筆に当っては,他人の著作権を侵害しないよう,次の点に十分留意して
  ください.

  * 他人の著作権の侵害,名誉毀損の問題を生じないように配慮する.
  * 公表された著作物を引用するときには,必ず出典などを明示する.
  * 万一,執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされ,第
    三者に損害を与えた場合,執筆者がその責を負う.

  著作権および電子媒体による論文の公開:

  著作権および電子媒体による論文の公開著作権は原則として本学会に帰属
  するものとします.著作権が所属機関にある場合などで,本学会に帰属す
  ることが困難な場合は申し出により協議します.問い合わせ先
  (nlp2012-inquiry [at] googlegroups.com)までお申し出ください.なお,本
  学会は,掲載論文や発表申込情報(住所等の個人情報を除く)が広く学術
  研究に利用できるよう,電子的な論文データベース等のサービスに提供す
  ることがあります.

  掲載論文の著者が当該論文を電子化し,計算機ネットワーク,CD-ROMなど
  の電子媒体を用いて,当該論文を第三者に公開する場合,当該論文が所載
  されている「年次大会発表論文集」,「年次大会ワークショップ論文集」
  の書誌情報を明記して,第三者に明瞭に分かるようにしなければなりませ
  ん.

  上記の「執筆に際しての注意事項」ならびに「著作権および電子媒体によ
  る論文の公開」に同意いただいた上で講演申し込み,原稿をご投稿くださ
  い.本会議の場合は,Webサーバ上での原稿送信の際に「著作権譲渡に同
  意します」ボタンを押さないと送信することはできません.「著作権譲渡
  に同意します」ボタンを押すことでご同意いただいたものとさせていただ
  きます.

5. 原稿はPDFファイルで提出していただきます(どうしてもPDFファイルでの
  提出が不可能な方は別途対応いたします).具体的な提出方法は採録を通
  知する際にお知らせいたします.

6. PDFファイルのフォーマットが適切でない場合には,予稿集に掲載できな
  い場合があります. 発表の採録通知,論文投稿Webサイトにあります原稿
  作成時の注意をよく読んで原稿を作成してください.なお,LaTeXのスタ
  イルファイルの見本を用意していますので,ご利用下さい.

7. 本会議の予稿集論文は,口頭発表かポスター発表によらず最大4ページです.

8. テーマセッションでの発表を希望される場合は,申込時に明示的にご指定
  ください.

9. テーマセッション・ポスター・口頭発表の区分については,プログラム委
  員会の判断,会場の事情などにより変更させていただくことがありますの
  で,あらかじめご了承ください.

10. 予稿集に原稿が掲載されない場合は発表できません.締切りまでに原稿が
  提出されない場合はプログラム委員会の判断により発表を取り消しさせて
  いただくこともあります.

11. “No show”に関する注意.これまでの大会で,「事前の連絡なく口頭発
  表に現れなかった」,「ポスターを貼ってあるだけで説明員がまったくい
  なかった」などの,いわゆる“No show”に関する苦情が寄せられていま
  す.このようなことが多発しますと学会としてもペナルティの導入などを
  検討せざるを得なくなります.他の参加者の迷惑にならないよう,みなさ
  んの責任ある参加をお願いします.

◯ 予稿集

本大会では,予稿集はCD-ROMで配布いたします.印刷製本版の論文集は作製い
たしませんのでご注意ください.

◯ チュートリアル

2トラックで合計4件のチュートリアルを行う予定です.以下の4名の方々を講
師としてお迎えします.


(T-a) 3月13日(火)13:00-15:00(603講義室)
「大規模言語資源時代の意味談話処理」 乾健太郎 氏(東北大学)

概要:言語の意味談話レベルの処理にとって最大の障害の一つは「知識のボト
ルネック」にあった.しかし,大規模コーパスからの多様な知識獲得が実世界
スケールでまわり,獲得された知識が研究者間で共有されるようになった今日,
そうした大規模言語資源を使ってこれまでより一段深い言語処理にチェレンジ
する研究が広がりつつある.本講演では,どうすれば多様な大規模知識を使い
こなし言語処理の深化に繋げることができるかという,まだほとんどオープン
な問いをテーマの中心にすえ,分布から論理まで多様化する意味/知識表現,
知識獲得と意味処理の融合など,近年の研究動向を概観する.

略歴:東北大学大学院情報科学研究科教授.自然言語処理,知識処理の研究に
従事.1995年東京工業大学で博士(工学)取得,同大学助手,九州工業大学,
奈良先端科学技術大学院大学助教授を経て,2010年より現職.言語処理学会理
事,社会的知能発生学研究会幹事.Computational Linguistics,自然言語処
理,各編集委員.人工知能学会論文賞,COLING/ACL-2006 Best Asian NLP
Paper Award,言語処理学会年次大会最優秀発表賞など受賞.


(T-b) 3月13日(火)13:00-15:00(602講義室)
「統計的機械翻訳の最先端」 渡辺太郎 氏(NICT)

概要:近年,機械翻訳は統計的手法を取り入れ,機械学習や構文解析などの基
礎的な分野の成果を直接導入することにより,飛躍的に性能が向上した.本
チュートリアルでは,この統計的機械翻訳の最新のトピックを中心に解説する.
まず基礎的な単語や句に基づく統計的機械翻訳の復習し,木構造に基づく機械
翻訳を説明.また教師有/無の学習法の活用について解説する.

略歴:1994年京都大学工学部情報工学科卒業.1997年京都大学工学研究科情報
工学専攻修士課程修了.2000年Language and Information Technologies,
School of Computer Science, Carnegie Mellon University, Master of
Science取得.2004年京都大学博士(情報学).ATRおよびNTTにて研究員とし
て務めた後,現在,情報通信研究機構主任研究員.主に統計的機械翻訳の研究
に従事.


(T-c) 3月13日(火)15:15-17:15(603講義室)
「ネットワークと機械学習」 鹿島久嗣 氏(東京大学)

概要:機械学習は,データの中に隠された知見を発見し,そして将来に何が起
こるのかを予測するためのデータ分析技術であり,自然言語処理をはじめとす
る数多くの分野において成功を収めてきた.従来,機械学習による分析の興味
の対象は,個々のデータそれぞれのもつ性質であったが,近年その興味は,ソー
シャルネットワークにおけるユーザー同士の関係や,オンラインショッピング
サイトにおける顧客と商品の関係に代表されるデータ間の関係,すなわちネッ
トワーク構造へと移行しつつある.そこで本チュートリアルでは,近年目覚ま
しい発展を遂げているネットワーク構造を対象とした分析手法の研究動向につ
いて概観する.

略歴:1999年京都大学工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了.2007年
京都大学情報学研究科知能情報学専攻博士課程修了.博士(情報学).1999年
から2009年まで日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所に勤務.2009年よ
り東京大学情報理工学系研究科数理情報学専攻准教授.機械学習,データマイ
ニングの研究に従事.


(T-d) 3月13日(火)15:15-17:15(602講義室)
「『現代日本語書き言葉均衡コーパス』による日本語研究の展開」 山崎誠 
氏(国立国語研究所)

概要:2011年に完成した「現代日本語書き言葉均衡コーパス」(略称,BCCWJ)
は,日本で初めての本格的な大規模均衡コーパスである.本発表ではBCCWJが
どのように構築されたかを具体的に紹介するとともに,BCCWJの特徴を踏まえ
て日本語研究が今後どのように進展していくか,その展望を述べる.BCCWJの
特徴としてアノテーションの充実が挙げられる.例えば,2種類の言語単位に
よる形態素解析が施されている.用例収集や基本語彙の分析に適した短単位と,
特徴語を反映し構文的な機能の分析に適した長単位の2つである.また,文書
構造を表すタグも施されており,見出しや本文,引用,注記などの要素を指定
した処理が可能になっている.さらに,書誌情報としてそれぞれのサブコーパ
スに応じたカテゴリの情報(書籍で言えば日本十進分類法の情報)や著者の属
性(性別,生年代)なども付与されている.なお,BCCWJは解析精度が全体で
約98%であり,エラーも含まれている.そのような利用に当たっての注意点や
データの限界についても言及する.人文系の日本語研究でもコーパスの利用は
普及しつつあり,今後は研究手法の洗練化,ツール類の充実が望まれる.言語
処理の研究者とのコラボレーションが真に必要な段階になってきたと言えよう.

略歴:1980年埼玉大学教養学部卒.1984年筑波大学大学院文藝・言語研究科中
退.文学修士.現在,大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所
言語資源研究系准教授.1984年以降,国立国語研究所で語彙調査,シソーラス
(『分類語彙表増補改訂版』)の編纂,コーパス(現代日本語書き言葉均衡コー
パス)の構築に携わる.専門は計量日本語学.著書に,『言語研究のための統
計入門』(共編著,くろしお出版,2010),『複合辞研究の現在』(共編著,
和泉書院,2006)等.


◯ 招待講演
 
次のお二方をお招きし,ご講演いただく予定です.ご講演内容の詳細は,下記
のwebページに記載しています.
http://www.anlp.jp/nlp2012/#invited_talk

講演1:  3月15日(木)14:00-15:00 
講演者: Patrick Pantel 氏(Microsoft Research)
Title: Active Objects: An Entity-Centric Search Experience
Bio: Patrick Pantel is a Senior Researcher at MSR, conducting research
     in large-scale natural language processing, text mining, web
     search, and knowledge acquisition. Prior he served as a Senior
     Research Manager at Yahoo! Labs, and as a Research Assistant
     Professor at the USC Information Sciences Institute. In 2003, he
     received a Ph.D. in Computing Science from the University of
     Alberta in Edmonton, Canada.

講演2:  3月15日(木)15:00-16:00 
講演者: 市川 熹 氏(早稲田大学 人間科学部)
表題: 障害者・高齢者と対話のことば
略歴: 1964慶大工電気卒,日立中研,千葉大を経て,現在早大人間科学学術
   院教授,京都工繊大特任教授.工学博士,千葉大名誉教授.信学会や
   人工知能学会の理事などを歴任.対話言語,情報福祉などに関心を持
   つ.信学会論文賞,総務大臣表彰など受賞.著書に,“対話のことば
   の科学−プロソディが支えるコミュニケーション−”(早稲田大学出
   版部,2011),“福祉と情報技術”共著,(オーム社,2006),“人と
   人をつなぐ声・手話・指点字”(岩波書店,2001),“情報福祉の基礎
   知識”編著(ジアーズ教育新社)など.
 
◯ 優秀賞選考手続き

正式名称の変更について

本大会から「大会賞」の正式名称が変更されます.これまでの「(最)優秀発
表賞」は今後「(最)優秀賞」となります.大会賞は,発表の良し悪しだけで
はなく,発表と論文を含む総合的な表彰であることが変更の主な理由です.
「若手奨励賞」の名称変更はありません.

年次大会における「優秀賞」および「若手奨励賞」選考方法について

第17回年次大会(2011年度に開催)に引き続き,本大会でも「優秀賞」および
「若手奨励賞」の選考方法は次とします:

1. 一般参加者からも賞の候補論文(候補者)の推薦を募ります.
2. 少人数の選考委員会を組織し,一次選考と二次選考(=最終選考)を通じて
 賞の選考を行います.
3. 選考委員会は推薦理由を付して理事会に候補論文(候補者)を推薦します.
4. 賞の公表時に最終選考に関わった委員の名簿を公表します.

学会の一般参加者からの推薦方法は別途ご案内します.優れた論文・発表者の
推薦をどうぞよろしくお願いします.

◯ 委員一覧

大会委員会
委員長     梅村 恭司     (豊橋技科大)
委員      乾 健太郎     (東北大)
        柏野 和佳子    (国語研)
        関根 聡      (NYU,楽天)
        竹澤 寿幸     (広島市立大)

大会プログラム委員会
委員長     関根 聡      (NYU,楽天)
委員      賀沢 秀人     (Google)
        鍜治 伸裕     (東大)
        木村 泰知     (小樽商科大)
        黒田 航      (京都工繊大,早稲田大)
        小磯 花絵     (国語研)
        ジェプカ ラファウ (北大)
        新里 圭司     (楽天)
        鈴木 久美     (MSR)
        関 洋平      (筑波大)
        高村 大也     (東工大)
        徳久 良子     (豊田中研)
        永田 昌明     (NTT)
        萩原 正人     (楽天)
        東中 竜一郎    (NTT)
        藤井 敦      (東工大)
        村脇 有吾     (京大)
        山田 一郎     (NHK)
アドバイザ   乾 健太郎     (東北大)

大会実行委員会
委員長     竹澤 寿幸     (広島市立大学)
委員      難波 英嗣     (広島市立大学)
        黒澤 義明     (広島市立大学)
        目良 和也     (広島市立大学)
        高濱 徹行     (広島市立大学)
        砂山 渡      (広島市立大学)

◯ 問い合わせ先

お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.

 プログラム委員会 委員長 関根聡
 nlp2012-inquiry [at] googlegroups.com