日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2013年)

【参加者募集】 NTCIR-10 & EVIA 2013, Jun 18-21, 2013


日本データベース学会のみなさま

NIIの神門 典子(かんど のりこ)と申します

6月18日〜21日に一橋講堂で開催する第10回NTCIRカンファレンス(NTCIR-10)お
よび第5回情報アクセスの評価に関する国際ワークショップ(EVIA2013)の参加案
内をお送りします。情報アクセス技術に関する研究分野(情報検索、サーチ、自
然言語処理、データ工学、機械翻訳など)にご関心がある方は、どなたでも歓迎
いたします。奮ってご参加ください。

NTCIR-10を通じた研究成果やEVIAへの投稿論文の発表のほかに、基調講演とし
て、GoogleのKnowledge Graph、SIGIRでBest Paper Awardを受賞したProf.
Charlie ClarkeによるTime Based Gainについての講演があります。また、次回
NTCIR-11のタスクの紹介や議論もあります。

参加登録の早期割引は、本日までとなっております。
また、学生さんは無料で聴講することができます。ぜひ、周囲のご関心の方々に
もご紹介いただければ幸いです。

ご参加をお待ちしております。

神門 典子

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              参加者募集
        第10回NTCIRカンファレンス(NTCIR-10)
  http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-10/conference-ja.html  (日本語)
 http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-10/conference.html (英語)

  第5回情報アクセスの評価に関する国際ワークショップ(EVIA2013)
   EVIA 2013: http://research.nii.ac.jp/ntcir/evia2013/ 

            2013年6月18日〜21日
        学術総合センター 一橋講堂(神保町・竹橋)
           (使用言語は、英語です)
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NTCIRは、情報アクセス技術の研究促進と新たな未来価値の創成を目的として、
研究に必要不可欠な大規模かつ再利用可能な実験用データセット、実験や評価・
検証の手法と、研究上のアイディアや妥当な評価方法について議論できるフォー
ラムなどの「研究基盤」を提供します。複数の研究チームが共通の先端的な「研
究課題(タスク)」を進めることで、協調と競争のバランスを保ちながら、研究
と研究者コミュニティーの発展をめざしています。

前回の成果報告会には、16カ国から220名以上の研究者が出席し、活発な議
論と意見交換の場を持ちました。出席者の約半数はNTCIRのタスク参加者、
残りの半数の方々も議論に大いに貢献してくださいました。今年も、多数の
世界で活躍する情報アクセス技術研究者が一同に会します。ぜひ、ご出席
の上、今後のさらなる研究発展に向けた議論に参加してください!

今回のNTCIR-10では、6つのコアタスクと2つのパイロットタスクを設定しました。

[コアタスク]
・言語横断リンクの発見 (CrossLink)
・クエリの検索意図解析とWeb検索結果の多様化 (INTENT)
・Web検索において1クリックでより多様なニーズを満たすことをめざす
   (1CLICK)
・日中英の特許の統計的機械翻訳 (PatentMT)
・テキスト間の推論(含意)認識と大学入試へのチャレンジ (RITE)
・SpokenDoc(音声文書の検索)

[パイロットタスク]
・数式検索、数学論文の検索 (Math)
・医療文書からの情報抽出と匿名化 (MedNLP)

カンファレンスの2日目から4日目(6月19-21日)には、各チームの研究成果に関
する論文の口頭発表やポスタ・デモ発表、そして、研究成果の総括と比較評価に
よって得られた知見をOverviewとして発表します。

さらに、基調講演として、WEBサーチエンジンにおける知識へのチャレンジや、
情報検索評価の最先端に関する講演、さらに世界中の評価フォーラムからの最新
報告を含むエキサイティングな内容を予定しています。

* 基調講演

(1)  Shashidhar (Shashi) Thakur, Google, “Knowledge in Search”

(2)  Charles L. A. Clarke, University of Waterloo, “Time Biased Gain”

基調講演1は、Googleにおけるサーチにおける知識へのチャレンジと題して、
Knowledge Graphに関連してご講演いただきます。 基調講演2は、昨年のACM
SIGIRでBest Paper Awardを受賞した、新たな検索の評価指標に関する研究で
す。知識と時間、検索や情報アクセスにおいて、とてもホットな話題です。


* 国際評価フォーラムからの最新報告

  * TREC/TAC by Ian Soboroff (NIST)
  * MediaEval by Gareth Jones (Dublin City University)
 など

プログラムの詳細は、ウェブサイトをご覧下さい。

* 初日(6月18日)の午後は、情報アクセス技術評価に関する国際ワークショッ
プ(EVIA 2013)として、広く論文を公募した中から採択された、多様な状況や
タスクにおける情報検索・情報アクセスシステムの評価や検証の手法に関する最
新の研究の発表があります。6月18日の午前は、NTCIR-10や-11のタスクに関する
Round table Meetingがあります。

NTCIR-10カンファレンスに参加登録された方は、上記の全ての企画に参加するこ
とができます。



参加登録 
http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-10/participation.html
(早割を 5月15日まで延期しました! ぜひ、この機会をご利用ください)

学生さんは無料で参加できます。(ただし、無料参加の場合、ランチ、バンケッ
ト、論文集のCD-ROMおよび抄録集はつきません。)オンライン論文集は、成果報
告会の初日からWeb上で閲覧可能、コーヒーブレイクもどなたでご利用いただけ
ます。 

無料参加の学生さんは、以下の、専用URLから、参加登録をお願いいたします。
http://ntcir.nii.ac.jp/NTCIR-10-Registration-for-Conference/

無料参加の学生さんも、別途、論文集やランチ・バンケットのチケットを購入す
ることも可能です。その場合は事前登録の早割がお得です。また、その場合は
通常の有料参加者用のURLから、参加登録をお願いします

NTCIR-10ホテル、交通案内などは、NTCIR-10カンファレンスのWEBサイトをご参
照ください。


[サマースクール]
また、NTCIR-10カンファレンスと連続開催で、6月22日〜24日につくばで、第1回
アジア情報アクセスサマースクール(ASSIA 2013)を開催します。国際的な研究
コミュニティで通用する研究者の育成を目指して、世界のトップレベルの研究者
が講義を担当します。定員まで残りわずかです。この機会をお見逃しなく、ぜ
ひ、こちらも奮ってご参加ください。(NTCIR参加者は、割引料金になります)
 http://www.kc.tsukuba.ac.jp/assia2013/


皆様の参加を心よりお待ちしております。

NTCIR-10 プログラム委員長
上保秀夫
酒井哲也

NTCIR-10 委員長
神門典子
加藤恒昭
Douglas Oard
Mark Sanderson

EVIA 2013 委員長
Ruihua Song
William Weber

NTCIR-10カンファレンス実行委員会
石田栄美
神門 典子
加藤 恒昭
岸田 和明
栗山 和子
大島 裕明
宇津呂 武仁
吉岡 真治

お問い合わせ
NTCIR全般:NTCIR事務局 ntc-secretariat [at] nii.ac.jp
参加登録に関して:NTCIR登録事務局:ntcir10_reg [at] ics-inc.co.jp



-- 
Noriko Kando
National Institute of Informatics, Japan