日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2013年)

CFP:JSAI2014 オーガナイズドセッション 「プライバシに配慮したデータ利活用」


日本データベース学会の皆様

こんにちは.筑波大学の川島です.
理化学研究所の荒井ひろみ様からご依頼を頂き,下記の論文募集をさせて頂きます.
どうぞよろしくお願い致します.

=====================================================================

理化学研究所の荒井と申します.他学会からのご案内で恐縮ですが,
2014年の5月に行われます JSAI2014(http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2014/) におきま
して,下記の様にセッション「プライバシに配慮したデータ利活用」を企画いたしました.

今回は基礎技術から実社会応用における課題まで幅広く発表を募集し,
多様な観点からプライベートデータの活用について議論を行う予定です.
投稿のご検討よろしくお願い申し上げます.

発表申込みは12/17-12/27までとなっております.
ご質問があればオーガナイザーまでお問い合わせ下さい,
よろしくお願い申し上げます.

オーガナイザ一同
荒井ひろみ(理化学研究所),中川裕志(東京大学),神嶌敏弘(産業技術総合研究
所),佐久間淳(筑波大学)


2014年度 人工知能学会全国大会(第28回) オーガナイズドセッション
OS-15「プライバシに配慮したデータ利活用」発表募集のお知らせ

個 人情報などの秘匿性の高い情報の利活用の機運が高まっている現在、情報源となる個
人や組織の権利や欲求に配慮したデータ収集および利活用が必要になってきています。代
表的なアプローチは個人や企業のプライバシを保護した情報共有やデータサービスです。
具体的には個人データを匿名化した情報開示や販売、秘密計算を利用した情報検索、暗号
化を用いたクラウドへのデータ委託などが挙げられます。近年話題となったSuica利用履
歴販売などもこの一つです。このようなITサービスの設計には、何をどのように保護すべ
きか、情報はどのように活用すべきかいった欲求や目的の適切な定義が必要です。そのた
めに数理的な安全性の担保に加え、情報利活用の利益の配分や情報源の行動特性を考慮し
たデータ利用システムの設計やメカニズムデザイン、データ提供者に心理的不快感を与
えないデータ利用、画像などのデータから人間が読み取る情報など、情報所有者の心理、
行動や認知に着目した議論が必要と考えられます。
本セッションでは上記の情報源に配慮したITサービスに関する提案を情報科学、認知科
学、心理学など様々な観点から、現状の個人情報利用における問題点や改善点の指摘、ビ
ジネスや医療分野などにおける実践例、問題解決のための手法の提案など幅広く募集しま
す。
また、研究発表及びそれに基づく討論の場の提供を行う予定です。



___
Hiromi Arai Ph.D.
Advanced Center for Computing and Communication, RIKEN
+81-48-467-9323 ext.3839