日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2015年)

[dbjapan] 言語処理学会第21回年次大会 最終案内(再送)


メーリングリストの皆様
(重複して届きました場合はお許しください),

NECの石川と申します.

言語処理学会第21回年次大会の最終案内をお送りいたします.
会場の受付場所を補足しました.
どうぞ奮ってご参加ください.

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  ★★★新着情報★★★
★予稿集を3月9日(月)から公開しました
 事前参加登録者は学会からの連絡に従って予稿集を閲覧可能です
★招待講演「脳の言語処理」とチュートリアルはUstreamでも配信します
 http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-invited
 http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-tutorial1
 http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-tutorial2
★スポンサー申し込みを締め切りました

  ★★★重要なお知らせ★★★
★事前登録者は,参加証,領収書の引き替えに必要ですので,
 <事前参加登録手続き完了のメール>のプリントアウトをお持
 ちになるか,スマートフォンなどで受付にてご提示ください.
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目次

□言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)開催案内
 ☆招待講演
 ☆チュートリアル
 ☆参加登録
  ☆予稿集
 ☆懇親会(参加受付は締め切りました)
□言語処理学会第21回年次大会 ワークショップ

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□言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)開催案内

言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)を京都大学において以下の要領により
開催いたします.本大会は京都大学大学院情報学研究科との共催で開催されます.
また,情報処理学会全国大会と同時開催です.

◯ 大会Webサイト

大会Webサイトは以下のURLにて開設しています.順次,情報をアップデート
いたしますので,こちらもご覧ください.

 http://www.anlp.jp/nlp2015/

◯ 開催日時
 2015年 3月16日(月)~ 3月21日(土)
        3月16日(月) チュートリアル/ワークショップ(関西機械翻訳勉強会)
        3月17日(火) 本会議第1日
        3月18日(水) 本会議第2日
        3月19日(木) 本会議第3日
        3月20日(金) ワークショップ(自然言語処理におけるエラー分析)
        3月21日(土) ワークショップ(自然言語処理におけるエラー分析)

◯ 会場
 会場: 京都大学 吉田キャンパス
 所在地:〒606-8501 京都市左京区吉田本町

 受付:電気総合館 
 会場案内図: http://www.anlp.jp/nlp2015/map.pdf

 アクセスは次のウェブページをご覧下さい.
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/

☆ 招待講演
次の方々をお招きし,ご講演いただく予定です. 
内容の詳細は下記をご参照ください.
http://www.anlp.jp/nlp2015/#invite

招待講演1: 2015年3月17日(火) 9:30-10:30
「Yahoo! JAPANにおけるビッグデータの活用とその舞台裏」
安宅 和人 氏(ヤフー株式会社)
概要:http://www.anlp.jp/nlp2015/NLP2015_invAtaka.pdf
Ustream: 配信なし
略歴:
ヤフー株式会社チーフストラテジーオフィサー.データサイエンティスト協会理事.
応用統計学会理事.東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程修了後,マッキンゼー
・アンド・カンパニーに入社.4年半の勤務後,イェール大学脳神経化学プログラム
に入学.2001年春,学位(Ph.D.)取得.ポスドクを経て2001年末,マッキンゼー復帰
に伴い帰国.マーケティング研究グループのアジア太平洋地域における中心メンバー
の一人として,飲料・小売り・ハイテクなど幅広い分野におけるブランド立て直し,
商品・事業開発に関わる.2008年9月ヤフー株式会社へ移り,COO室長,事業戦略統括
本部長を経て2012年7月より現職.幅広い事業戦略課題の解決,大型提携案件の推進に
加え,市場インサイト部門,Yahoo! JAPANビッグデータレポート,ビッグデータ戦略など
を担当.著書に『イシューからはじめよ』(英治出版)がある.

招待講演2: 2015年3月19日(木) 13:30-14:30
「脳の言語処理」
酒井 邦嘉 氏(東京大学)
概要:http://www.anlp.jp/nlp2015/NLP2015_invSakai.pdf
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-invited
略歴:
1992年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了,理学博士.1992年東京大学
医学部 助手,1996年マサチューセッツ工科大学 客員研究員,1997年東京大学
大学院総合文化研究科 助教授・准教授を経て,2012年より同教授.専門は
「言語脳科学」.著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事』(中公新書),
『脳の言語地図』(明治書院),『脳を創る読書』(実業之日本社),『芸術を
創る脳』(編者、東京大学出版会)などがある.

☆ チュートリアル

2015年3月16日(月)に,次の方々をお招きし,チュートリアルを頂戴する予定です.

講演者:杉山 将 先生 (東京大学):10:30-12:10 3号館講義室N2
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-tutorial1
題目:密度比推定に基づく汎用的な機械学習技術
概要:
産業界や基礎科学の様々な分野において,大量のデータから新たな価値を創造
する機械学習技術の重要性が増している.しかし,解析すべきデータの量・次元
・複雑さが爆発的に増加しているため,データ解析手法の研究・開発が社会的な
ニーズに追いつかなくなりつつある.また,最先端のデータ解析アルゴリズムは
極めて高度な確率論・統計学・最適化理論等を駆使して設計されているため,技
術修得が著しく困難であるという問題もある.そこで我々は,「密度比推定」に
基づく簡便かつ汎用的な機械学習の枠組みを提案してきた.本チュートリアルで
は,この枠組の全体像を紹介すると共に,様々な応用例と最新の研究成果につい
ても述べる.
参考文献:
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2014/IEICE-DensityRatioReview-jp.pdf
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2014/NonstationarityReview-jp.pdf
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2013/DivergenceReview-jp.pdf
 http://www.ms.k.u-tokyo.ac.jp/2015/JRSJ-jp.pdf

講演者:田 然 先生 (東北大学):10:30-12:10 電気総合館大講義室
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-tutorial2
題目:自然言語を意味表現に変換する手法と展望
概要:
言葉の「意味」は,実世界との対応として捉えることができる.一方,実世界を
コンピュータ上で取り扱うための知識表現は人工知能の分野で古くから研究され,
自然言語をこのような知識表現に変換することは,コンピュータに自然言語を
「理解」させる自然言語処理の当然の目標であろう.『AI Magazine』に掲載さ
れた1993年の論文『What is a Knowledge Representation?』には,知識表現を 
1) 実世界の代用物; 2) 実世界にある概念の部分集合; 3) インテリジェントな
推論に関する断片的理論; 4) 効率的な計算を行うための媒介; 5) 人間が世界を
表現する媒介物; として定義している.そして,この五つの側面すべてが重要で
ある.本チュートリアルは,自然言語処理の分野で「Semantic Parsing」に関連
する最近のいくつかの研究を紹介し,機械学習の手法はエッセンスにとどまりつ
つ,これらの研究で使われた意味表現を,実世界を表す知識表現として理解し,
独自の観点を交えながら議論して行きたい.

講演者:藤波 進 様 (株式会社サイバー創研):13:20-15:00 3号館講義室N2
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-tutorial1
題目:言語データベースの制作公開と著作権
概要:
言語データベース(以下,言語DB)は,著作物他の情報から言語や音を複製
または変形して制作されることから,他者の著作権他を侵害することがある.
本講では,複製翻案などの使用許諾を得ずに著作物等を使用して制作する言語DB
について,法制度的常識と自然科学的常識の差異に留意しつつ,自由使用できる
①著作物他の範囲②複製翻案等の著作権の内容と限界③自由利用の可否判断,を
説明する.更に,制作した言語DBの④公開⑤同公開に付随した原テキストの
公開,に係わる留意事項を概説する.加えて,適法に制作されたDBであって
も公開の態様により⑥公開者の不法行為責任を問われた判例があり,これを説明
する.最後に⑦不注意や過失による著作権侵害や不法行為で生じる刑事責任や
民事責任を回避する措置等について,責任発生要件他を示しつつ,説明する.

講演者:Graham Neubig 先生 (奈良先端技術科学大学):13:20-15:00 電気総合館大講義室
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/nlp2015-tutorial2
題目:国際会議論文の読み方・書き方
概要:
自分の研究を世界中に広く発信したい!海外に行って世界中の研究者と交流した
い!研究者としての業績を増やしたい!国際会議の論文を書くモチベーションは
様々であるが,言語処理のトップ国際会議論文に採録されるのは決して簡単では
ない.また,同じ研究内容でも書き方によって評価が大きく変わり,評価される
文章を書くには技術やノウハウが必要である.本チュートリアルでは,論文の評
価項目である「明瞭性」「新規性」「意味のある比較」「正確性」「影響力」
「再現性」に着目し,それぞれの項目で高く評価されるためのサーベイ力,実験
デザイン,文章・構成力,結果の見せ方について,過去の論文からの実例や統計
を参考にしながら紹介する.

☆ 参加登録
 事前参加登録は締め切りました.
 事前参加登録をなさっていない方は,会場で当日受付をお願いいたします.
 ★★★重要なお知らせ★★★
 事前登録者は,<事前参加登録手続き完了のメール>のプリントアウトをお持
 ちになるか,スマートフォンなどで受付にてご提示ください.
 参加証,領収書の引き替えに必要ですので,必ずご持参ください.

 ◆当日受付の参加費
  会員種別によって,以下の参加費をいただきます.
   一般会員:6,000円(不課税)
   学生会員:3,000円(不課税)
   賛助会員:当日受付なし(非会員扱い)
   非会員:10,000円(税込)
   非会員(学生):6,000円(税込)
 
 ・チュートリアル,ワークショップの参加は,本会議参加費に含まれます.
 ・チュートリアルまたはワークショップのみ参加・聴講する場合も,本会議
  参加費が必要です.
 ・賛助会員価格(割引)は,事前登録のみ設定します.当日受付の場合は,
  非会員扱いとします.

☆ 予稿集

本大会では,2015年3月9日(月)に予稿集をWeb上で公開しました.CD-ROMは
作成しませんので、事前登録者の方はあらかじめ予稿集をダウンロードして
大会にいらっしゃるようお願いします.ダウンロード・サイトの情報については
<事前参加登録手続き完了のメール>にてお知らせしています.印刷製本版の
予稿集も作成いたしませんのでご注意ください.


☆ 懇親会(参加受付は締め切りました)
 日時:3月18日(水)19:00-(セッション終了30分後に開始)
 会場:京都大学北部生協会館2階多目的ホール
 形式:立食


◯ 委員一覧
大会委員会
委員長     菊井 玄一郎    (岡山県立大)
委員      赤峯 享      (NEC)
        加藤 恒昭     (東大)
        河原 大輔     (京大/JST)
        関根 聡      (NYU)
        森 辰則      (横浜国大)

大会プログラム委員会
委員長     加藤 恒昭     (東大)
副委員長    森 辰則      (横浜国大)
委員      阿辺川 武      (NII)
        石川 開      (NEC)
        内田 ゆず     (北海学園大)
        海野 裕也     (PFI)
        金山 博      (日本IBM)
        小林 一郎     (お茶大)
        小林 のぞみ    (NTT)
        小町 守      (首都大学)
        佐々木 稔     (茨城大)
        佐々木 裕     (豊田工業大)
        渋木 英潔     (横浜国大)
        嶋田 和孝     (九工大)
        高橋 哲朗     (富士通)
        難波 英嗣     (広島市大)
        橋本 泰一     (LINE)
        平尾 努      (NTT)
        船越 孝太郎    (HRI)
        増市 博      (富士ゼロックス)
        吉田 光男     (豊橋技科大)
        吉田 稔      (徳島大)
アドバイザ   奥村 学      (東工大)

大会実行委員会
委員長     河原 大輔     (京大/JST)
委員      荒牧 英治     (京大/JST)
        金丸 敏幸     (京大)
        中澤 敏明     (JST/京大)
        林部 祐太     (京大)
        宮部 真衣     (京大)
        森 信介      (京大)
        森田 一      (京大)

○ 問い合わせ先

お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.

言語処理学会第21回年次大会 プログラム委員会 委員長 加藤 恒昭
Email: nlp2015-inquiry [at] anlp.jp


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□言語処理学会第21回年次大会 ワークショップ

今回,興味深いテーマのワークショップが2件開催されることになりました.

◯ ワークショップ1
「自然言語処理におけるエラー分析(兼:Project Next NLP報告会)」

[趣旨]
科学技術が“trial and error”によって進展してきたことは間違いありません.
この“trial and error”を科学技術の効率的な発展につなげるためには,
偶然の産物を求めた無作為な試行の繰り返しではなく,「errorを深く分析し
次の有効なtrialにつなげる」プロセスが重要であると我々は考えています.
言語処理技術の各領域においてエラー分析はこれまでも個別の研究の一部として
個々の研究者が行ってきていますが,そのほとんどは特定のタスクにおける
特定のシステム・手法を対象とするもので,システム・手法に固有の問題が
混在した形で課題が明らかにされてきただけでした.
 本ワークショップでは,上記の現状と課題を踏まえ,約1年間にわたって
総合的なエラー分析を目標に活動してきたProject Next NLPの成果報告を行う
とともに,プロジェクト外からの関連研究発表,招待講演,パネルディスカッション,
ポスター発表などを行い,自然言語処理全体における課題を明らかにして行きます.

※詳細については,次のページをご覧ください.
https://sites.google.com/site/projectnextnlp/ws2015

[提案者]
関根聡(ニューヨーク大学)
乾健太郎(東北大学)
鍜治伸裕(東京大学)
森信介(京都大学)
河原大輔(京都大学)
松林優一郎(東北大学)
岩倉友哉(富士通研究所)
飯田龍(NICT)
藤田篤(NICT)
新納浩幸(茨城大学)
柴田知秀(京都大学)
難波英嗣(広島市立大学)
高村大也(東京工業大学)
平尾努(NTT)
西川仁(NTT)
新里圭司(楽天)
藤井敦(東京工業大学)
乾孝司(筑波大学)
岡崎直観(東北大学)
荒牧英治(京都大学)
宮尾祐介(NII)
横野光(NII)
松崎拓也(名古屋大学)
工藤拓(グーグル)
グラム・ニュービッグ(奈良先端大学院大学)
山本和英(長岡技科大学)
鄭育昌(富士通研)
水本智也(奈良先端大学院大学)
東中竜一郎(NTT)
船越孝太郎(HRI)
賀沢秀人(グーグル)
相澤彰子(情報学研究所)
黒橋禎夫(京都大学)
加藤恒昭(東京大学)
奥村学(東京工業大学)
佐藤理史(名古屋大学)
鈴木久美(マイクロソフト)
神門典子(情報学研究所)
中村哲(奈良先端大学院大学)
酒井哲也(早稲田大学)
徳永健伸(東京工業大学)
佐々木裕(豊田工業大学)
影浦峡(東京大学)

◯ ワークショップ2
「第11回 関西機械翻訳勉強会」

[趣旨]
毎年5回行われている関西機械翻訳勉強会の3月会合を,関西だけでなく,
日本全国の研究者が参加できるように言語処理学会と併催で行います.
機械翻訳の基礎技術,言語処理に置ける応用先,言語資源,翻訳結果の
評価や分析,人間翻訳における機械翻訳の役割など,様々な分野における
発表を募集します.

※詳細については,次のページをご覧ください.
https://sites.google.com/site/kansaimtlog/11

[提案者]
グラム・ニュービッグ(奈良先端科学技術大学院大学)
中澤敏明(科学技術振興機構)

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