日本データベース学会

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[dbjapan] JSAI2017 OS-15「不動産とAI」ご案内および発表募集


日本データベース学会のみなさま

株式会社ネクストの清田と申します。

2017年度人工知能学会全国大会(JSAI 2017、5/23〜5/26、名古屋)に
おいて「不動産とAI」と題したオーガナイズドセッションを初めて開催
いたします。
不動産分野をめぐっては、売り手・買い手双方を納得させる価格推定の
アルゴリズム、ソーシャルデータやクラウドソーシング・IoT(センサー
データ)などの利用、不動産物件画像への深層学習の適用など、ビッグ
データ活用の動きが活発化しております。
不動産およびそれに関連する領域(住空間、地域コミュニティ、災害、
治安、教育、少子高齢化、etc.)での研究をなされている方からのご
発表を歓迎いたします。

特別企画として、不動産市場の価格形成メカニズムに関する研究に長く
取り組まれてきた日本大学教授/マサチューセッツ工科大学不動産研究
センター研究員の清水千弘先生による招待講演を予定しています。

皆さまのご発表、ご参加をお待ちしております!

オーガナイズドセッション Webサイト
https://sites.google.com/view/realestate-ai
JSAI 2017 Webサイト
https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2017/

【発表申込期間】
2016年12月20日(火)〜2017年1月10日(火)午後2時
・発表申込ページはJSAI 2017 Webサイトに開設予定です。
・発表原稿は3月8日午後2時までにご提出いただきます。
・発表時間は1件あたり20分(質疑応答込み)です。
・発表申込件数がオーガナイズドセッションの発表枠を超過した場合は、
 オーガナイザの判断によって一般セッションでの発表に回っていただ
 く可能性がありますので、ご了承ください。
・同一発表者が大会全体で発表申込できる件数は最大1件となります。
・JSAI 2017への参加登録が別途必要となります。


以下に詳細をお知らせいたします。

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2017年度人工知能学会全国大会 (JSAI 2017)
オーガナイズドセッション (OS-15)「不動産とAI」
https://sites.google.com/view/realestate-ai
発表募集のご案内
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【開催日程】
2017年5月23日(火)〜26日(金)
※オーガナイズドセッションの日時は3月中旬にアナウンス予定

【会場】
ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38
http://www.winc-aichi.jp/

【セッション趣旨】
金融分野でのテクノロジー活用を意味する「FinTech」に続いて、
不動産分野の「Real Estate Tech(ReTech)」というキーワードが
注目を集めている。現在、不動産分野をビジネス領域とするテクノ
ロジーを活用したユニコーン企業が世界中に数多く生まれており、
日本でもAI関連技術を活用したスタートアップ企業群が立ち上がり
つつある。大学でもAI分野の研究者が不動産分野の研究課題にも
チャレンジを始めている。一方で、不動産の購買プロセスの複雑さ、
実世界の不動産の情報をどのように収集・取得するか、さらには宅
地建物取引業法などによる規制など、AI関連技術の適用にあたって
壁となるさまざまな問題も存在する。
本オーガナイズドセッションでは、不動産分野でのAI関連技術の最
新の取り組みや課題を俯瞰し、共有することによって、不動産分野
のAI適用の研究・開発活動の活性化につなげることを狙う。
具体的には、以下に挙げるような(しかし以下に限定されない)
テーマを扱う。
・立地や建物の品質など、さまざまな要因によって左右される不動
 産の価格を適切に推定するAI。現時点で達成できている精度、不
 動産物件の売買双方をどのように納得させるか、ソーシャルメディ
 ア・クラウドソーシング・IoT(センサーデータ)の活用など。
・不動産取引において大きなコストがかかっている「接客」を自動
 化するAI。適切なレコメンデーションやチャットボットなど。
・不動産情報の品質の向上(不正な情報の検出や是正)や、個々の
 不動産物件特有の「魅力」のアピールにAI技術を適用する取り組み。
 不動産物件画像への深層学習(CNN)の適用など。

【招待講演】
「不動産価格の決まり方 -AIは不動産鑑定士に勝つことができるのか?-」
清水 千弘 氏
(日本大学スポーツ科学部教授・
 マサチューセッツ工科大学不動産研究センター研究員)
http://www.cs.reitaku-u.ac.jp/sm/shimizu/
不動産価格は、同質の財が存在しないという特性を持つため、最も測定が
困難な対象の一つである。そのような中で、近年において再度注目される
機械学習の一つである回帰木やNNが、統計学の分野で高い評価を受ける
きっかけとなったのが、Harrison and Rubinfeld(1978)の「ボストンの不動
産価格データ」を対象とした統計実験であることは有名な話である。
本報告では、不動産価格の測定を取り巻く過去から現在における研究の流
れを最新事例と併せて紹介する。

【発表申込】
・2016年12月20日(火)〜2017年1月10日(火)午後2時の受付期間中
 に、JSAI 2017 Webサイトの発表受付システムにてお申し込みください。
・発表申込時には以下の情報を記入していただく必要がございます。
 1. タイトル(サブタイトル)
 2. 著者名および所属
 3. 概要(200文字以内)
 申込時点では発表原稿の提出は必要ございません。
 発表希望セッションとして「OS-15: 不動産とAI」をご指定ください。

【採択通知】
・2017年2月上旬を予定しています。
・発表申込件数が発表枠数を超過した場合は、オーガナイザの判断により
 一般セッションへの移動をお願いすることがございます。

【発表原稿提出】
・2017年3月1日(水)~3月8日(火) 午後2時の受付期間中に、
 JSAI 2017 Webサイトの発表受付システムにてPDFファイルを
 ご提出ください。
・ページ数は2ページ(約4,000字相当)で、希望により4ページまで
 執筆可能です。
・詳しくはJSAI 2017 Webサイトの執筆案内をご覧ください。
 https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2017/author-guideline

【大会参加申込】
・2017年2月15日(水)〜4月14日(金)午後2時の受付期間中に、
 JSAI 2017 Webサイトよりお申し込みください。

【オーガナイザ】
 清田 陽司(株式会社ネクスト) KiyotaYoji (at) next-group.jp
 山崎 俊彦(東京大学) yamasaki (at) hal.t.u-tokyo.ac.jp