日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2017年)

[dbjapan] 西尾章治郎先生(情報処理学会・会長候補),原隆浩先生(同理事候補),ご支援のお願い


dbjapanの皆様:

情報処理学会・DBS研究会主査を仰せつかっております森嶋で す.

このたび,西尾章治郎先生(大阪大学 総長)が情報処理学会・会長候補に
推挙されました.西尾先生は,現在,総務省情報通信審議会委員(会長代理),
総務省情報通信審議会情報通信技術分科会会長でいらっしゃると共に,
わが国情報科学の教育研究をこれまでもリードされてこられました.
昨年,情報科学の分野においての多大な功績が評価され,文化功労者にも
選ばれた事は記憶に新しいところです.もちろんデータベース分野における
強力なリーダーシップについては皆様ご存じの通りであり,日本データベース
学会においても第3代会長を務められました.

また,原隆浩先生(大阪大学大学院・情報科学研究科 教授)が同理事候補に
推挙されました.
原先生は,現在DBSJの理事でいらっしゃると共に,DBS幹事,DE副委員長
等を歴任され,この分野で多大な業績を残されております.

是非,会長,ならびに,理事として情報処理学会の運営に携わっていただ
 きたいと思います.お二人の抱負を添付させて頂きます.すでにWebでは本
選挙について広報されておりますが,「Web投票のお願い」が郵送されましたら,
皆様にはお二人に格別のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます.

なお,役員選挙につきましては
http://www.ipsj.or.jp/topics/yakuin-kaisen2017.html
に記載がございます.

★西尾 章治郎 先生★
(NISHIO, Shojiro)(京大 1975卒) 大阪大学 総長

[略歴] 1980年京都大学大学院博士後期課程修了 (工博) .京都大学
助手等を経て,1992年大阪大学教授, 2015年8月から現職.専門はデータ
ベースシステム.日本学術会議第22期情報学委員長.本会フェロー,功績賞
受賞, 理事 (1998年度-1999年度) , 副会長 (2012年度-2013年度) . 紫綬
褒章受章, 文化功労者.

[抱負] 本年度に開始された我が国の第5期科学技術基本計画では,情
報処理技術を駆使した「超スマート社会(Society 5.0)」の実現を目指して
います.まさに,本会の活動が社会全体にとって極めて重要になり,その真
価を発揮する絶好機が到来しています.本会はこの好機を活かし,社会変
革 (イノベーション) を正しい方向にリードして実現する責務があると考え
ます.そこで本会では,産・官・学・民が一体となり課題の議論やアイデアの
発表を行う「共創」の場を活性化し,情報処理に関する多様な分野に携わ
る本会員の「協奏」を強化します.その強化策を通じて,「共創に向けた新し
い協奏のかたち」を本会のビジョンとして国内外に発信し,「未来をデザイン
する場」としてのグローバルな活動基盤を確立していきます.そのためにも,
「未来」を担う小・中・高校生を含めた若い世代が本会の斬新で魅力ある
企画や活動成果に触れて「ときめき」を感じることができるように,会員の
皆様と一丸となって未来志向の「活気溢れるコミュニティ」の構築に邁進し
ていきます.

★原 隆浩 先生★
(HARA, Takahiro)(阪大1995卒) 大阪大学大学院情報科学研究科 教授

[略歴] 2017年より大阪大学大学院情報科学研究科教授. 工学博士.
 データベース, モバイル・ユビキタス・ソーシャルコンピューティングの研究
に従事. 2008年, 2009年, 本会論文賞受賞. 2015年, 日本学術振興会賞
受賞. ACMのDistinguished Scientist. 本会, 電子情報通信学会, IEEEの
シニア会員. 日本データベース学会理事.

[抱負] 本会の理事に就任しましたら, 本会の学術的・社会的な存在意
義を改めて明確化し, 研究, 教育, 国際連携などの観点から本会の機能を
さらに強化するために尽力する所存です. 私はこれまでにデータベース,
モバイル・ユビキタス・センサネットワーク, SNS, 地理情報システムなど,
幅広い分野で研究活動や学会活動, 海外, 企業との共同研究を行ってき
ました. そのため, 本会における分野を横断した連携や, 産官学・海外との
連携において, これまでの経験を活かせるものと考えています. 特に, 学生
には研究者・技術者の入口として, 若手研究者には国際的に活躍する研
究者になるための基点として, 企業・政府の会員には産官学の連携の場と
して, 学会の役割を強化・高度化したいと思います. 例えば, 学生に対しては
技術教育と研究の経験を積む場としてのイベントやサービスの充実, 若手
研究者には国際的なトップ研究者を育むための国際連携の機会の提供,
さらに産官学の連携のためのイベント企画や人材交流などについて貢献
できればと考えておりま す.

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Atsuyuki Morishima <morishima-office [at] ml.cc.tsukuba.ac.jp>
Research Center for Knowledge Communities, University of Tsukuba
The FusionCOMP Project (CyLog, Crowd4U)
Programming Languages and Development Platforms
for Human Computation and Crowdsourcing Applications
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/~fusioncomp/
http://crowd4u.org