日本データベース学会

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[dbjapan] 参加募集: スマートエスイーセミナー: ゴール指向&データ駆動要求戦略 6月29日


日本データベース学会の皆様:
早稲田大学の鷲崎です。データに基づく要求分析や戦略も関係するセミナー
の参加募集をお送りさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

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■ スマートエスイーセミナー: ゴール指向&データ駆動要求戦略セミナー
https://smartse.jp/information/2018/0526151754/

複雑さと不確実さを増す今日のITシステムの開発と運用において、 適応的に
正しいITシステムを正しく提供し続けるためには、 ゴール指向(目標指向)
およびデータに裏打ちされて調整しつつ新たな可能性を探索するデータ駆動の
戦略・要求分析が必要です。 そこで本セミナーでは、ゴール指向とデータ駆動
に基づく要求工学および周辺を深く扱います。具体的にはゴール指向要求工学、
エンタープライズアーキテクチャ、GQM+Strategiesおよびデータ駆動ペルソナ
を扱います。

本セミナーは、AI/IoT/ビッグデータ×ビジネスの社会人教育事業enPiT-Pro
スマートエスイーにおける活動に関連した公開セミナー第1弾として、様々な
組織と連携し実施します。ぜひご参加ください。

日時: 2018年6月29日(金)17:30-19:30, 懇親会 19:30-20:30
場所: 東京 霞ヶ関ビル 20階 CTCセミナールーム
      http://www.ctc-g.co.jp/about/corporate/access/kasumigaseki.html
参加費: 無料(懇親会は2000円程度の実費予定)
参加申し込み: https://smartse.jp/information/2018/0526151754/

共催:
  文部科学省社会人教育事業enPiT-Proスマートエスイー
  早稲田大学GSELゴール指向経営研究会
協賛・後援:
  NPO法人トップエスイー教育センター
  情報処理学会ソフトウェア工学研究会
 情報処理学会ソフトウェア工学研究会要求工学ワーキンググループ
  日本ソフトウェア科学会ソフトウェア工学の基礎研究会
  日本ソフトウェア科学会機械学習工学研究会
  電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会

17:30-17:35 オープニング
鷲崎弘宜(早稲田大学/NII/システム情報/エクスモーション、スマートエスイー代表)

17:35-18:25 基調講演: ゴール指向要求工学とエンタープライズアーキテクチャ
山本修一郎(名古屋大学)

最新のエンタープライズアーキテクチャではゴール指向要求工学の考え方が全面
的に採用されている。本講演では、以下の話題を取り上げ、両者の関係の一端を
紹介する。

(1)ゴール指向とEAの関係
(2)EAの発展動向
(3)ゴール指向による、ビジネス変革の方法
(4)ゴール指向による、ビジネスとマネジメントの見える化指標

18:25-18:45 解説: GQM+Strategiesによるゴール指向戦略入門
新谷勝利(早稲田大学)

GQM+Strategiesを用いて組織においてゴール指向の考え方に基づき組織目標、戦
略、測定データを扱う方法を解説します。GQM+StrategiesはIESEによって開発さ
れた、企業・組織における目標と戦略(例えばIT化)の間で整合性をもたせて組
織構造に沿って連鎖させ、かつ、目標達成を定量的に評価可能とする手法です。
GQM+Strategiesは、ゴール指向の測定手法であるGQM(Goal-Question-Metric)
法を、組織目標と戦略の整合に向けて拡張した手法と位置付けられます。

18:45-19:05 事例: ゴール指向による組織目標管理の事例紹介
野村典文(CTC伊藤忠テクノソリューションズ)

2014年度からGQM+Strategiesを活用して組織における年間の目標管理を実施して
います。GQM+Strategiesによる目標管理の利点、効果、課題等を実際の現場で活
用している事例を基に紹介致します。

19:05-19:25 講演: データ駆動ペルソナとそのサービス適用(ICSE 2018 NIER)
渡邊泰宏(早稲田大学)

仮想のユーザ像に基づき要求獲得・分析を進めるペルソナ法を拡張して、ビッグ
データおよび機械学習を用いた検証評価とペルソナおよび戦略・要求の改訂を反
復的に進めるデータ駆動ペルソナ手法を提案し、クラウドサービスへの適用を進
めています。本講演ではその仕組みおよび適用上の課題や展望を説明します。本
講演内容は、国際会議ICSE 2018 NIER採択論文 “Retrospective based on
Data-Driven Persona Significance in B-to-B Software Development” に基づ
きます。

19:25-19:30 クロージング
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