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ソーシャルメディアデータからの体験マイニングに関する研究

概要PDF

番号 16
氏名 倉島 健
フリガナ クラシマ タケシ
学位名 博士(情報学)
取得大学 京都大学大学院
学位授与日 2014年9月24日
指導教員名 田中 克己
論文題目(主) ソーシャルメディアデータからの体験マイニングに関する研究
論文題目(副) A Study on Experience Mining from Social Media Data
論文概要等

■ 論文概要
 現在のところ,ソーシャルメディアは都市を実際に訪れた人の体験や,実体験に基づく主観的な記述を頻度高く含むという他メディアとは異なる重要な特徴を持っている.しかし,自然言語形式で書かれた非構造データであり,その意味や属性を掴みづらく,また,日々,膨大な量のコンテンツが生成され,発信されているといった理由から,これらの情報は充分に利活用されていない現状がある.本研究の目的は,ソーシャルメディアに存在する人々の体験情報を理解,分析,活用するために役立つ情報を抽出する技術を開発し,個人の行動計画や企業活動で生じる意志決定を容易にすることにある.
 本稿では(1)人々の体験情報への構造化されたアクセスを可能とする「ブログ文書からの体験情報抽出手法」,(2)蓄積した体験情報を説明する数多くのパターンの中から有用なもののみを効率的に選択していくことを可能とする「人々の体験に関する有用な相関ルール(アソシエーションルール)の選択手法」,(3)蓄積した人々の体験情報をユーザの旅行計画に反映する機会をつくり出す「写真共有サイトのジオタグ情報を利用したトラベルルート推薦手法」を新たに提案している.

■ 学位を取得して
 指導教員の先生,アドバイザーの先生や研究室メンバーとの研究ディスカッションは私にとって素晴らしい経験でした.共感者を生み出せるかどうか,他者を説得できるかどうかが正しい研究の方向性を決める上で重要な指針であったように思います.逆に,今までに考えもしなかった観点から意見をもらい,自身の研究の意義について大いに悩んだ時期でもありました.様々な考え方を真摯に受け入れ,衝突させ,自身の考えを変化させ,最終的に残ったものを大切にして学位論文を構成しました.自身で深く考えること,周囲とディスカッションすることの両方が研究を進める上で重要であることを学びましたし,今後も大切にしていきたい姿勢です.

公開URI http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/192216