2019年度 受賞者のコメント
日本データベース学会 功労賞
三浦孝夫(法政大学 教授)
この度はDBSJ功労賞にて表彰いただき、誠にありがとうございます。私はDBに魅せられて企業と大学での研究を続け、また多くの国内外学会での意見交換を続けてまいりました。DBSJ 功労賞受賞の連絡をいただいたとき、これまで自分の追い続けていたことが無駄ではなかったと感じております。これまで、多くの先生方、企業での友人、かかわってきた学生や家族の応援をいただきました。賞をいただけたのもこれらの方々のお陰です。 今後は、これまでの研究結果をもとに、現実問題への適用に努めてまいります。今回このような名誉な機会をいただき、本当にありがとうございました。
宮崎収兄(千葉工業大学 名誉教授)
功績賞をありがとうございました。
最近、いろいろな面で日本でのIT化の遅れが目立って来ました。 IT化にはデータベース、データ工学がますます重要になっているので、日本データベース学会が中心的な役割を担っていくことが期待されます。
最近、いろいろな面で日本でのIT化の遅れが目立って来ました。 IT化にはデータベース、データ工学がますます重要になっているので、日本データベース学会が中心的な役割を担っていくことが期待されます。
日本データベース学会 若手功績賞
川島英之(慶應義塾大学)
この度は、このような賞を頂戴し光栄に思います。
学会の皆様に育てて頂いたおかげだと存じます。至らない点ばかりですが、どうか今後とも、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
学会の皆様に育てて頂いたおかげだと存じます。至らない点ばかりですが、どうか今後とも、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
合田和生(東京大学)
この度、本会より若手功績賞を頂戴いたしました。
学生の時分から、本会のコミュニティにはずっと温かく育てていただいています。学会での歓談は常に楽しく、論文賞は地味な研究の励みになりました。困った時には手を差し伸べていただけます。先輩方が醸成して来られた文化の尊さをひしひしと感じています。まだまだ「若手」ですので、引き続き見守っていただきつつ、徐々に恩返しもさせていただければと考えています。
学生の時分から、本会のコミュニティにはずっと温かく育てていただいています。学会での歓談は常に楽しく、論文賞は地味な研究の励みになりました。困った時には手を差し伸べていただけます。先輩方が醸成して来られた文化の尊さをひしひしと感じています。まだまだ「若手」ですので、引き続き見守っていただきつつ、徐々に恩返しもさせていただければと考えています。
鈴木優(岐阜大学)
この度は2020年度のDBSJ若手功績賞にご選出いただき誠にありがとうございました.
現在までにこのコミュニティから様々な恩恵をいただき,その一部分も返せていない状況ではありますが,今後もコミュニティ発展に寄与したいと考えておりますので,引き続きどうぞよろしくお願いいたします.
現在までにこのコミュニティから様々な恩恵をいただき,その一部分も返せていない状況ではありますが,今後もコミュニティ発展に寄与したいと考えておりますので,引き続きどうぞよろしくお願いいたします.
的野晃整(産業技術総合研究所)
この度は、栄誉ある賞を頂戴し光栄に存じます。
ひとえに恩師の先生方をはじめ先輩や周囲の皆様方のご指導とご支援の賜物です。厚く御礼申し上げます。私個人としては皆様方と一緒に楽しくお手伝いさせて頂いていたに過ぎません。 これからも皆様のご期待にお応えできるよう、精進させていただく所存です。
ひとえに恩師の先生方をはじめ先輩や周囲の皆様方のご指導とご支援の賜物です。厚く御礼申し上げます。私個人としては皆様方と一緒に楽しくお手伝いさせて頂いていたに過ぎません。 これからも皆様のご期待にお応えできるよう、精進させていただく所存です。
横山昌平(東京都立大学)
錚々たる先輩方が受賞者に名を連ねるこの若手功績賞をいただき大変光栄です。
データベースのコミュニティーは、DEIM Forumのような巨大な研究会を開催する非常に大きな研究コミュニティーではありますが、どこかアットホームな感じがあり、研究会などに参加するにせよ、それを運営するにせよ、非常に居心地が良い空間です。その空気感を醸成し発展させてきた先輩方に負けないように、今後とも努力していこうと思いを新たにしました。この度は、本当にありがとうございました。
データベースのコミュニティーは、DEIM Forumのような巨大な研究会を開催する非常に大きな研究コミュニティーではありますが、どこかアットホームな感じがあり、研究会などに参加するにせよ、それを運営するにせよ、非常に居心地が良い空間です。その空気感を醸成し発展させてきた先輩方に負けないように、今後とも努力していこうと思いを新たにしました。この度は、本当にありがとうございました。
日本データベース学会 上林奨励賞
天方大地(大阪大学)
この度は,栄誉ある賞を頂き,誠にありがとうございます.
まず,所属研究室の関係者に厚く御礼申し上げます.また,この賞を頂けるきっかけとなりました論文には,日本データベース学会で知り合うことができた方々との共著も含まれます.そういった意味で,私は日本データベース学会に育てていただいたと言っても過言ではありません.
私は修士課程の頃からデータベースにおける高速検索アルゴリズムに関する研究に取り組んできましたが,データベース界のトップ会議・論文誌は非常に壁が高く,(現在もですが)多くのリジェクトに苛まれてきました.そういった中で,取り扱うべき問題や論文の書き方などの基本的なことに関しても,本コミュニティの方々から非常に有益なアドバイスや手厚いサポートをして頂き,多くのことを学ぶことができました.何度もリジェクトの判定を受けるとレベルを下げて通りそうなところに投稿しよういう意識になってしまいがちです.
しかし,トップ会議・論文誌に挑戦し続けられたのは,そういったアドバイスやサポート,また,本学会がトップ会議に挑戦する研究者をエンカレッジする環境にあったからだと思います.
本学会への恩返しという意味も込めて, 今後は日本および世界のコンピュータサイエンス界に貢献できるように研究活動に励んで参りたいという所存です.
まず,所属研究室の関係者に厚く御礼申し上げます.また,この賞を頂けるきっかけとなりました論文には,日本データベース学会で知り合うことができた方々との共著も含まれます.そういった意味で,私は日本データベース学会に育てていただいたと言っても過言ではありません.
私は修士課程の頃からデータベースにおける高速検索アルゴリズムに関する研究に取り組んできましたが,データベース界のトップ会議・論文誌は非常に壁が高く,(現在もですが)多くのリジェクトに苛まれてきました.そういった中で,取り扱うべき問題や論文の書き方などの基本的なことに関しても,本コミュニティの方々から非常に有益なアドバイスや手厚いサポートをして頂き,多くのことを学ぶことができました.何度もリジェクトの判定を受けるとレベルを下げて通りそうなところに投稿しよういう意識になってしまいがちです.
しかし,トップ会議・論文誌に挑戦し続けられたのは,そういったアドバイスやサポート,また,本学会がトップ会議に挑戦する研究者をエンカレッジする環境にあったからだと思います.
本学会への恩返しという意味も込めて, 今後は日本および世界のコンピュータサイエンス界に貢献できるように研究活動に励んで参りたいという所存です.
梅本和俊(東京大学/情報通信研究機構)
この度は、上林奨励賞という名誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。ご推薦くださった方々をはじめ、お世話になっている日本データベース学会の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
自分の過去を振り返ると、博士の学位を取得した京大の田中研では、「人の後を追う研究をしたらあかん」という指導の下、ユニークで面白い問題を発見して解決することの重要性を学びました。その後、東大の喜連川研に移ってからは、他に類を見ない貴重な大規模データを使った研究を行う機会を頂きました。また、同時にNICTの木俵・是津グループに所属したことで、研究の学術的な面白さだけでなく、社会的意義とは何かを考えるようになりました。さらに、Microsoft Research AsiaのRuihua Song博士やXing Xie博士、Tel Aviv UniversityのTova Milo教授といった海外の著名な研究者との共同研究を通じて、良い研究をするための感覚や技術を磨けただけでなく、以前よりも広い視点で物事を見られるようになった気もします。
このような多様かつ幸運な経験なくしては、今回の受賞理由に挙げていただいた研究成果を達成することはできなかったでしょう。そういう意味でも、この受賞は自分というよりも、周りの方々のおかげだと心から思います。その弊害(?)として、視線検索に始まり、最適検索停止、モバイル情報管理、行動変容、投薬トレンド、スキルアップなどへと興味の対象がコロコロ変わっているものの、そんな自分の発表を毎回受け入れてくれるデータベースコミュニティの懐の深さには感謝しています。ただ、このように方方に手を出すことは毎回新たな学びがあってそれはそれで楽しい一方で、1つの大きな仕事をすることも重要だと思います。長い時間をかけて取り組みたいと思える何かをそろそろ見つけたいです。
最後になりますが、奨励賞という言葉を見て、「現状に満足するのでなく、今後もより一層精進しないと」と改めて感じています。個人あるいは所属研究室の目標の1つとして、トップの国際会議や論文誌に論文を通すことはもちろんですが(もう少し一発採択率を上げたいです…)、最近は学会等の運営にも携わることが増えてきたので、コミュニティに対する活動という方面でも恩返しをしていきたいと考えています。自分の経験や立場も踏まえると、選択と集中だけでなく多様性が尊重される場や、これまで以上に多くの若い人が活躍したいと思え、実際にできる場の提供に少しでも貢献できればと思います。
自分の過去を振り返ると、博士の学位を取得した京大の田中研では、「人の後を追う研究をしたらあかん」という指導の下、ユニークで面白い問題を発見して解決することの重要性を学びました。その後、東大の喜連川研に移ってからは、他に類を見ない貴重な大規模データを使った研究を行う機会を頂きました。また、同時にNICTの木俵・是津グループに所属したことで、研究の学術的な面白さだけでなく、社会的意義とは何かを考えるようになりました。さらに、Microsoft Research AsiaのRuihua Song博士やXing Xie博士、Tel Aviv UniversityのTova Milo教授といった海外の著名な研究者との共同研究を通じて、良い研究をするための感覚や技術を磨けただけでなく、以前よりも広い視点で物事を見られるようになった気もします。
このような多様かつ幸運な経験なくしては、今回の受賞理由に挙げていただいた研究成果を達成することはできなかったでしょう。そういう意味でも、この受賞は自分というよりも、周りの方々のおかげだと心から思います。その弊害(?)として、視線検索に始まり、最適検索停止、モバイル情報管理、行動変容、投薬トレンド、スキルアップなどへと興味の対象がコロコロ変わっているものの、そんな自分の発表を毎回受け入れてくれるデータベースコミュニティの懐の深さには感謝しています。ただ、このように方方に手を出すことは毎回新たな学びがあってそれはそれで楽しい一方で、1つの大きな仕事をすることも重要だと思います。長い時間をかけて取り組みたいと思える何かをそろそろ見つけたいです。
最後になりますが、奨励賞という言葉を見て、「現状に満足するのでなく、今後もより一層精進しないと」と改めて感じています。個人あるいは所属研究室の目標の1つとして、トップの国際会議や論文誌に論文を通すことはもちろんですが(もう少し一発採択率を上げたいです…)、最近は学会等の運営にも携わることが増えてきたので、コミュニティに対する活動という方面でも恩返しをしていきたいと考えています。自分の経験や立場も踏まえると、選択と集中だけでなく多様性が尊重される場や、これまで以上に多くの若い人が活躍したいと思え、実際にできる場の提供に少しでも貢献できればと思います。
塩川浩昭(筑波大学)
この度は名誉ある上林奨励賞をいただき誠にありがとうございます.
ご推薦くださった皆様,普段よりご指導いただいた日本データベース学会の皆様に厚くお礼申し上げます.これまでの成果に満足せず,引き続き国際的に高いプレゼンスを示せるように研鑽を積んでいきたいと思います.今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます.
ご推薦くださった皆様,普段よりご指導いただいた日本データベース学会の皆様に厚くお礼申し上げます.これまでの成果に満足せず,引き続き国際的に高いプレゼンスを示せるように研鑽を積んでいきたいと思います.今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます.
日本データベース学会 業績賞
東芝デジタルソリューション株式会社
株式会社東芝 生産技術センター
DEIM2020が、新型コロナウイルス感染症にかかる緊急事態宣言下において、極めて短期間に安全かつ迅速なオンライン学会の開催に至りましたこと、喜連川会長をはじめ、DB学会の関係者の皆様に深く敬意を表します。そうした中で、業績賞という素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。 GridDBRは2013年に製品化以降、製品強化に努めてバージョン4に至りました。その間、社会インフラを中心に市場への展開を開始し、量産工場の生産システムへも展開して おります。また、オープンソースの世界でも活動の場を広げています。 東芝デジタルソリューションズ(株)および(株)東芝の生産技術センターの関係者を代表いたしましてこの栄誉ある賞をいただいたことを感謝申し上げます。DB学会の発展の一助となれますよう、今後も研鑽を続けてまいります。本当にありがとうございました。
日本データベース学会 論文賞授賞論文
曖昧グラフにおける効率的なネットワーク信頼性の近似計算
佐々木勇和(大阪大学),藤原靖宏(NTT),鬼塚真(大阪大学)
佐々木先生の受賞コメント
この度は光栄な賞を頂きまして有難う御座います.
本論文を高く評価頂き嬉しく思っております.共著者の阪大鬼塚先生,NTT藤原様をはじめ,ご議論頂いた皆様のお陰です.これからも精進し,少しでもよい研究や社会貢献ができるように努めてまいりますので,何卒よろしくお願いいたします.