日本データベース学会

一般社団法人日本データベース学会2022年度役員改選候補者

1. 役員候補者選出及び役員選挙に関する規程による2022年度役員候補者の名簿が、以下に掲載されています。

2. 有権者(役員候補者選出及び役員選挙に関する規程 第5条)には、3つの区分((1) 理事(会長)、(2) 理事(会長を除く)、(3) 監事)ごとに「Web投票のお願い」のe-mailが届きます。候補者名簿をご参照のうえ、「Web投票のお願い」にある投票手順に従ってご投票ください。

3. 投票は、2022年4月29日(金)24:00までを有効とします。

理事(会長)(1名)
横田治夫 東京工業大学
理事(会長を除く)(36名)
天笠俊之 筑波大学
飯沢篤志 株式会社リコー
石川佳治 名古屋大学
上田 真由美 流通科学大学
梅本和俊 東京大学生産技術研究所
榎美紀 日本アイ・ビー・エム株式会社
大塚真吾 神奈川工科大学
小口正人 お茶の水女子大学
小山聡 北海道大学
柿沼太一 STORIA法律事務所
金政泰彦 富士通株式会社
木俵 豊 国立研究開発法人情報通信研究機構
倉林 修一 株式会社Cygames
小杉尚子 専修大学
櫻井 一貴 株式会社リクルート
佐々木 史織 武蔵野大学
佐藤哲司 筑波大学
下道高志 日本オラクル株式会社
Xiaoyong Du(杜小勇) 中国人民大学
角谷 和俊 関西学院大学
髙橋翼 LINE株式会社
中島伸介 京都産業大学
灘本明代 甲南大学
浪岡保男 株式会社東芝
西岡秀一 日本電信電話株式会社
橋本隆子 千葉商科大学
濱田光保 日本電気株式会社
平手勇宇 楽天グループ株式会社
藤原真二 株式会社 日立製作所
宮崎純 東京工業大学
森嶋 厚行 筑波大学
横山昌平 東京都立大学
吉川正俊 京都大学
吉田尚史 駒澤大学
若宮翔子 奈良先端科学技術大学院大学
渡辺知恵美 筑波技術大学
監事(2名)
中野美由紀 津田塾大学
山名早人 早稲田大学
候補者情報
横田 治夫(YOKOTA, Haruo)(東工大1982修士了)東工大情報理工学院 教授

[略歴]1980年東工大卒.1982年同大修士了.富士通研,ICOT,北陸先端大を経て,現在東工大情報理工学院教授.博士(工学).データベースシステム,高信頼ストレージ,電子カルテデータ解析等の研究に従事.信学会フェロー.情処フェロー.2003年より本会理事,データ工学研委員長,SIGMOD日本支部,本会副会長を歴任.

[抱負]2003年より現在まで本会理事を拝命し,2003年から2005年まで電子情報通信学会データ工学研究専門委員会委員長,2007年から2011年までACMSIGMOD日本支部支部長,2012年から2015年まで本会副会長,その後も表彰委員長等を務めさせて頂きました.長い間本会の関係者の皆様には大変お世話になり,育てて頂いて参りましたことを,心底より感謝申し上げます.少しでも恩返しができればと思っております.今般,広くデータに関する本会の活動は,ますます重要性を増し,DEIMフォーラムの参加者の増加が示すように更に活性化しています.データとともにフットワーク軽く,会員の皆様が会員で良かったと思って頂ける学会を続けていけるように貢献していく所存です.

天笠 俊之(AMAGASA, Toshiyuki)(群馬大学1999修了)筑波大学 教授

[略歴] 1999年群馬大学大学院工学研究科修了.博士(工学).奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助手,筑波大学大学院システム情報工学研究科講師,同准教授を経て,1997年より筑波大学計算科学研究センター教授.データベース,データマイニング等の研究に従事.日本データベース学会理事.情報処理学会,ACM各会員.電子情報通信学会,IEEE各シニア会員.

[抱負] 私はこれまで,本会理事(DBS研担当)として,本会活動の充実並びに拡大に向けた活動に貢献するとともに,関連研究会である情報処理学会データベースシステム(DBS)研究会の運営を行ってきました.ウィズコロナ/アフターコロナを見据えた次の二年間では,会員の皆様とともに,オンライン/ハイブリッド会議が普及した現代に対応した学会活動,特に研究会運営のあり方について検討を進め,学会ならではの価値を会員に届けるべく新たな取り組みを推進する所存です.

飯沢 篤志(IIZAWA, Atsushi) (東大1980卒) 株式会社リコー デジタル戦略部

[略歴]1980年東京大学卒業. 1982年同大学修士課程修了. 1982年より株式会社リコーにおいて,データベース管理システム,マルチメディアシステムなどの研究開発に従事. 本会では, 2012-16年に監事,2016年から総務担当副会長などを務める.

[抱負]私は, これまで, 本会総務担当副会長として,本会が円滑に活動できるよう,運営に携わってきました. たとえば,理事会,総会,評議委員会の開催と運営,事業計画立案,事業報告作成などの中心的な役割を果たしてきました. また,2021年の一般社団法人化においては,他の副会長とともに制度整備を行い,一般社団法人として初めての運営を手探りで進めてきました. 本会がモットーとしている「フットワーク軽く」を目指すためには,固定観念に縛られない運営が重要となってきます. 次の2年間で、私は総務担当副会長としての経験を活かして,本会の円滑な運営に貢献していく所存です.

石川 佳治(ISHIKAWA, Yoshiharu) (筑波大博士課程1994単位取得退学)名古屋大学 教授

[略歴] 1999年筑波大学卒業.1994年同大学博士課程単位取得退学. 1994年奈良先端科学技術大学助手.1994年筑波大学講師.2003年同大学助教授.2006年名古屋大学教授. 本会では論文誌編集委員長などを務める.2005年上林奨励賞受賞.

[抱負] 私はこれまで, 本会論文誌編集委員会において,日本データベース学会論文誌の編集委員長の業務を約9年半務めさせていただきました.この間,DEIMフォーラムからの論文推薦への対応の拡充,和文・英文論文誌についての論文誌のリニューアルなどについて活動してきました. 次の2年間においては,現在進めている新たな論文誌「データドリブンスタディーズ」の発行について努力していきたいと考えております.データ駆動型の研究が拡大していることを受けて,本会のメンバーの潜在的な要求に応え,新たな論文誌のスタイルを確立することを目指していきます.

上田 真由美 (UEDA, Mayumi)(関西大1998卒)流通科学大学 教授

[略歴]  2003年関西大学大学院総合情報学研究科修了.博士(情報学).大阪大学,名古屋大学,京都大学を経て,2012年流通科学大学講師.13年同准教授,18年より同教授.情報推薦,学習支援の研究に従事.本会では,データ作法セミナー担当およびダイバーシティ推進事業担当理事を務める.2017年度若手功績賞受賞.

[抱負]  私は,これまで本会データ作法(セミナー等)委員会において,研究者や技術者が法律に準拠してデータを収集・活用した研究開発の推進を支援するため,データ利活用時に関連する法律のセミナーを企画してきました。また,ダイバーシティ推進事業委員会において,本会におけるダイバーシティ・インクルージョンを推進するための活動を検討してきました。次の2年間でも,データ作法委員会およびダイバーシティ推進事業委員会において,本会会員の皆様が安心安全に研究開発できるよう,セミナーの企画およびダイバーシティ・インクルージョンを推進していく所存です.

梅本 和俊(UMEMOTO, Kazutoshi)(京大2016卒)東京大学生産技術研究所助教

[略歴]2016年京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了.同年より情報通信研究機構ソーシャルビッグデータ研究連携センター研究員ならびに東京大学生産技術研究所特任助教.2020年より現職.主に情報検索・推薦,ビッグデータ解析に関する研究に従事.本会では情報システム,男女参画・ハラスメント防止などを担当.2018年DEIM2018最優秀論文賞,同年日本データベース学会論文賞,2020年同学会上林奨励賞,2021年DEIM2021優秀論文賞を受賞.

[抱負]私はこれまで,本会の情報システムおよび男女参画・ハラスメント防止の業務を担当してきました.また,セミナー企画の初年度の運営,シラバス企画の実態調査,連携先であるSIGMOD-Jの会計等の活動も行ってきました.本会およびデータベースコミュニティのさらなる発展には,次世代を担う若い人々の多くが参加/活躍/貢献したいと思える環境や仕組みを整えることが重要であると考えています.次の2年間では,相対的に年齢が低いという自分の立場を活かして,若手の声やニーズを理解し,それに応える活動に携わっていく所存です.

榎 美紀 (ENOKI, Miki)(お茶の水女子大学 2007卒)日本アイ・ビー・エム株式会社

[略歴]2007年お茶の水女子大学修士課程修了. 同年より日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所において,データアクセス最適化の研究に従事.働きながら博士課程に通い,2016年3月同大学博士課程修了 博士(理学).2020年日本女性技術者フォーラム(JWEF) 女性技術者に贈る奨励賞受賞.

[抱負]   私はこれまで本会の理事職にて、データ利活用セミナーの充実と拡大化にむけて活動してきました。年に3回の開催を通し、多くの参加者にデータ活用における個人情報保護の取り扱いや、利活用の注意点や応用例をお届けしました。
次の2年間でも、さらなる参加メンバーの拡大を目指し、また、産学連携の強みをいかせるような
活動をして、貢献していきたいと思います。

大塚 真吾(OTSUKA, Shingo)(千葉工大1996卒)神奈川工科大学情報学部 准教授

[略歴] 2002年千葉工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了.博士 (工学).東京大学生産技術研究所 特任助教,独立行政法人物質・材料研究機構 主任エンジニアなどを経て,2010年より現職.本会では,情報システム委員会担当理事などを務める.2016年度若手功績賞受賞.

[抱負] 私は, これまで,本会情報システム委員会において,情報発信の充実のためにWebページの改善や更新を行ってまいりました.本会が実施している様々な企画やイベントの情報発信が重要だと考えております.次の2年間で,私は学会員はもとより一般の皆さまに向けても,本学会の諸活動についての情報を発信することを目指して推進してまいります.また,会員システムや動画提供サービス等の分野におきましても,これまでのサーバ構築の経験を活かし,貢献していく所存です.

小口 正人(OGUCHI, Masato)(東大大学院1995卒)お茶の水女子大学 教授

[略歴]1990年慶應義塾大学卒業.1995年東京大学博士課程修了.学術情報センター中核的研究機関研究員,東京大学生産技術研究所特別研究員,アーヘン工科大学客員研究員,中央大学研究開発機構助教授,お茶の水女子大学助教授を経て,2006年より同教授.本会では2012年より理事,2020年より副会長を務める.

[抱負]私はこれまで本会で主にシンポジウムやワークショップ等の充実と拡大化にむけて活動してきました.例えばSoCやWebDB,KJDBなどの本会主催のイベントの企画を担当し,開催場所の確保や開催期間の調整,オーガナイズスタッフの選出や依頼など,実施に向けて尽力して参りました.この2年間のコロナ期におけるオンラインを主とする開催を経て,次の2年間では例えばハイブリッドを中心とするような新しい開催形態を模索する段階に入ると思いますので,これまでの経験を活かし,貢献していく所存です.

小山 聡(OYAMA, Satoshi)(京大1994卒)北海道大学 准教授

[略歴]1994年京都大学卒業.1996年同大学修士課程修了.同年よりNTT勤務を経て2002年京都大学博士後期課程修了.同年より京都大学助手・助教を経て2009年より現職.本会では,理事・電子広報編集委員・論文誌編集委員などを務める.2009年度本会上林奨励賞,2015年度本会若手功績賞受賞.

[抱負]私はこれまで,本会電子広報編集委員会において,電子広報の充実と拡大化に向けて活動してきました. たとえば,電子広報編集委員会の充実のため新規委員の獲得を行いました.本会が目指すデジタル・サイエンスコミュニケーションの推進においては,様々な媒体での広報が重要となってきております.次の2年間で,私は電子広報編集委員会において,学会内外へのデジタル・サイエンスコミュニケーションの向上を達成すべく,コミュニケーションチャネルの拡充を推進してまいります.また,学術出版の分野におきましても,私の論文誌編集委員会における経験を活かし,貢献していく所存です.

柿沼 太一(KAKINUMA,Taichi)(京都大学1997卒)STORIA法律事務所代表パートナー弁護士

[略歴]1997年京都大学法学部卒業。2000年弁護士登録。2015年にスタートアップのサポートを重点的に取り扱うSTORIA法律事務所を共同設立して現在に至る。専門分野はスタートアップ法務、AI・データ法務、ヘルスケア法務。

〔抱負〕私はこれまで本会セミナー委員会において、セミナーの企画・実施に関して活動をしてきました。近時、データに関する規制や法制度はめまぐるしく変化し、今後もその流れは変わらないと思われます。会員・非会員に対して今後も有益なセミナーを実施していきたいと思っております。

金政 泰彦(KANEMASA, Yasuhiko)(北陸先端大1998卒)富士通株式会社 主管研究員

[略歴]1996年東京工業大学卒業,1998年北陸先端科学技術大学院大学博士前期課程修了.同年より株式会社富士通研究所および富士通株式会社において,多階層システムの性能診断技術,
ストリーム処理基盤技術の研究に従事.本会では,DEIM2022プログラム副委員長などを務める.

[抱負]私はこれまで,本会最大の主催イベントであるDEIMの運営にコアメンバーとして参画したり,DBコミュニティの論文誌の編集に携わってきました.活動を通じて感じる本コミュニティの最大の懸案はやはり少子化にあると感じます.人口減に伴いアクティブな若手メンバーの数も減っており,色々な仕事をご担当いただける方が見つからない場面が年々増えています.私は理事として次の2年間で,ライフスタイルが様々に異なる今どきの若手研究者が活躍しやすい環境を整え,今まで以上に幅広い層から貢献を集められる学会作りに微力を尽くしたいと考えています.また,産学連携の分野におきましても,長年の大学との共同研究で培った経験を活かして貢献していく所存です.

木俵 豊(KIDAWARA, YUTAKA)(神戸大1988卒)国立研究開発法人情報通信研究機構 経営企画部長

[略歴]1988年神戸大学卒業.1990年同大学修士課程修了. 同年より(株)神戸製鋼所 技術開発本部電子技術研究所において、生産システムの高度化に関する研究に従事. 2001年より、通信総合研究所にて情報通信技術の研究開発に従事.本会では, 理事, 特命副会長などを務める. 2011年 第56回前島賞、2011年 第43回市村学術貢献賞受賞、2012年 第11回ドコモ・モバイル・サイエンス賞(奨励賞)受賞.

[抱負]私は, これまで, 本会セミナー委員会において,DBSJセミナーの企画や実施、また拡大に向けて活動してきました. たとえば,2019年度から2021年度まで、個人情報保護、著作権、AI倫理に関する法的な課題と企業などでの事例を紹介するセミナーを3回/年(2021年度は2回/年)開催し、多数の参加者を集め改正著作権法や改正個人情報保護法などについて情報を提供し,好評を博しました。本会が目指すアカデミアや産業界においてデータの価値を高め,適切な活用を図るためには,データ活用の法的な側面や利用促進のための枠組みが重要となってきております.次の2年間で,研究者が研究開発した技術の社会実装を加速させるべく,データ利活用支援活動を推進してまいります.また,B5G時代に向けた新たな情報通信技術の分野におきましても,私 の本職における経験を活かし,貢献していく所存です.

倉林 修一(KURABAYASHI, Shuichi)(慶應義塾大学2002卒)株式会社Cygames 技術顧問/Cygames Research所長、東京理科大学理工学研究科 客員准教授

[略歴]2007年慶應義塾大学博士課程修了。博士(政策・メディア)。2010年、同大学環境情報学部専任講師として計算機科学分野の研究・教育に従事。2015年、株式会社Cygames技術顧問。2016年、研究所設立に伴い所長に就任。2020年より東京理科大学客員准教授。本会では産学連携推進を担当。

[抱負]私は、これまで、本会産学連携推進委員会として、産業界、特に、デジタル・エンタテイメント分野の企業とアカデミアとの連携を促進するために活動してきました。具体的には、DBSJセミナーでの講演やDBSJ学生企画会での座談会にコミットしてきました。今後の我が国のCS研究を促進するためには、博士課程学生やポスドクを社会全体で支援することが重要です。次の2年間で、産業界が博士人材を体型的に支援するノウハウの共有や仕組みの構築に取り組みます。また、知的財産の分野でも、これまで100件以上の特許を取得してきた経験を活かし、若手研究者の特許出願支援で貢献していく所存です。

小杉 尚子(KOSUGI, Naoko)(慶應義塾大学大学院 1995修了)専修大学 准教授

[略歴]1993年 慶應義塾大学卒業.1995年同大学大学院修士課程修了.同年より日本電信電話株式会社において,ハミング検索技術の研究,音楽療法に関する研究に従事.
本会では, 論文誌担当などを務める.

[抱負]私は, これまで, 本会の論文誌編集担当として,査読者の選定などの活動をしてきました.
またDEIMではDBSJリエゾンとして活動した経験もあります.
次の2年間でも,企業と大学,両方での就業経験を活かして,論文誌や学会活動の充実にむけて活動してまいります.よろしくお願い致します.

櫻井 一貴(SAKURAI, Kazutaka)(慶應義塾大学1994卒)株式会社リクルート

[略歴]1994年慶應義塾大学卒業.同年より株式会社リクルートにおいて大規模Webサービスの開発や広報、産学連携業務等に従事.本会では,産学連携推進担当副会長を務める.

[抱負]私は,これまで,本会産学連携推進委員会において,アカデミアで活用できるデータやプロダクトを提供頂ける企業の充実や研究発表の場の拡大化に向けて活動をして参りました.たとえば,データ提供型アカデミア支援プログラムを複数企業と協業をして開催,また国立情報学研究所とともにIDRユーザフォーラムの企画運営をするなど,より広くデータ利活用が進むような取り組みを続けてきております.本会が掲げる「フットワーク軽く」という理念・行動指針に則り,次の2年間においてもさらなる産学連携の拡大化,進化を図っていく所存です.

佐々木 史織(SASAKI, Shiori)武蔵野大学准教授、慶應義塾大学特任准教授

[略歴]1996年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、2003年同大学大学院法学研究科単位取得退学、2010年博士号(政策・メディア)取得。本会では、国際、男女共同参画などを務める。

[抱負]私は、これまで、本会ダイバーシティ委員会において、本会の国際化の充実とジェンダー平等に向けて活動してきました。たとえば、国際会議VLDBにおいてをRound Table: Women at VLDB 2020 in Asiaを開催するなど、本会が目指す国際化・ダイバーシティを推進して参りました。本会の目的である「産学連携、国際的協調、新領域開拓を先導し、学術、文化、産業、ならびに社会の発展に寄与するこ」を推進するためには、ダイバーシティ&インクルージョンの推進が重要となってきております。次の2年間ではこの目標を達成すべく、ダイバーシティを推進してまいります。また、グローバル展開の分野におきましても,私の国際会議開催における経験を活かし,貢献していく所存です.

佐藤 哲司(SATOH, Tetsuji)(山梨大1980卒)筑波大学 教授

[略歴]1980年山梨大学卒業.同年よりNTT研究所において,データベースマシン,マルチメディア応用システムの研究開発に従事. 1994年大阪大学で博士(工学)を取得. 本会では, 電子広報編集委員長などを務める. 2018年度EmeraldLiterati Awards, Outstanding Paper賞受賞など.

[抱負] 私は, これまで, 本会電子広報編集委員会において,会員間の情報交流の充実と拡大に向けて活動してきました. たとえば,国際会議参加者を中心に記事執筆をお願いしNewsletterとして定期発行するなどして参りました.本会が目指すデータベースコミュニティの交流の場を提供する活動においては,ロールモデルとなる会員とその活動内容を広く知っていただくことが重要となります.次の2年間で、私は電子広報において,一層の情報交流を活性化すべく,若手研究者へのアプローチを強化してまいります.また,企業研究者・技術者との情報交流におきましても,私の電子広報編集委員会における経験を活かし,貢献していく所存です.

下道 高志(SHITAMICHI, Takashi)日本オラクル株式会社 ソリューションディレクター

[略歴]1982年慶應義塾大学商学部卒業,2014年東京電機大学大学院博士課程終了,工学博士。外資IT企業にてUNIXの日本語化,セキュリティ技術,Big Data,クラウドコンピューティングのセキュリティ技術に従事。アイデンティティ標準技術国際仕様化に尽力。

[抱負] 私は長年の外資企業の業務,技術標準化団体の活動,政府委員会等での活動等の経験によって,民間と学術の間に身を置いてきました。特にデータの安全な活用の技術開発・適用に関しては尽力してきました。こうした経験を活かすことによって,本学会の活動がより活発化になると信じております。次の2年間においても,本学会の活動に貢献していく所存です。

Xiaoyong Du (PhD, Nagoya Institute of Technology 1997)
Title: Professor, Assistant to the president of Renmin University of China, Dean of Ming Li CollegeBiography: Prof. Xiaoyong Du received his bachelor degree in mathematics from Hangzhou University (1983), master degree in computer science from Renmin University of China (1988) and PhD degree from Nagoya Institute of Technology, Japan (1997), respectively. Since 1999, he has been working as a full professor at the School of Information, Renmin University of China.
Prof. Du has served as the director of the Technical Committee of Big Data (TCBD) and the Technical Committee of Database (TCDB) of China Computer Federation (CCF), deputy leader of the National Big Data Standard Working Group, deputy Editor-in-Chief of the Big Data journal, and editorial board member of ACM TDS. He is also a member of the Overall Expert Group of the Key R&D Special Project of “Cloud Computing and Big Data” of the Ministry of Science and Technology, and a member of the Information Department of the Science and Technology Commission of the Ministry of Education.
He is recipient of multiple prestigious technical awards including the Second Prize of China Science and Technology Progress Award in 2018, the First Prize of Science and Technology Progress Award of the Ministry of Education in 2016 and 2017, and the First prize of Beijing Natural Science Award in 2021, etc.Vision:I am happy to keep playing a bridge role between DBSJ and CCF TCDB, and I hope we will have more exchanges and cooperation in the future.
角谷 和俊 (SUMIYA, Kazutoshi)(神戸大1986卒)関西学院大学・教授

[略歴]1986年神戸大学卒業.1988年同大学修士課程修了. 同年より松下電器産業株式会社情報システム研究所において,マルチメディアデータベース,情報配信システムの研究開発に従事.1999年神戸大学都市安全研究センター・助教授,2001年京都大学大学院情報学研究科・助教授,2004年兵庫県立大学環境人間学部・教授,2015年関西学院大学総合政策学部メディア情報学科・教授.データベース技術を基礎としたマルチメディア・システム,地理情報システム,およびSNS分析分野等の研究に従事.本会では,理事 (企画)を務める.

[抱負]私は, これまで,本会企画委員会において,ソーシャルコンピューティングシンポジウム(SoC),Webとデータベースに関するフォーラム(WebDB),ACM SIGMOD 日本支部支部大会(SIGMOD-J),Korea-Japan(Japan-Korea) Database Workshop(KJDB),の企画・運営に携わり,研究コミュニティーの活性化と国際交流,および研究連携・成果共有などの多角的連携を図ることを目指し活動してまいりました.本会コミュニティの関わる分野は,ますます拡大しており,様々なテクノロジーやカルチャーが融合された次世代の学問分野を対象にする必要があります.私は本会コミュニティの他分野との連携強化と交流促進の取り組みに対し,これまでの異分野連携や国際交流の活動経験を活かし,貢献したいと考えております.

髙橋 翼 (TAKAHASHI, Tsubasa)(筑波大2014卒)LINE株式会社 マネージャー / シニアリサーチャー

[略歴]2010年 筑波大学大学院システム情報工学研究科修了。同年、日本電気株式会社に入社し、データ匿名化等の研究開発に従事。2014年 筑波大学で博士(工学)を取得。2015年 米国CMUに滞在(1年間)。2018年12月より現職にて、プライバシー保護や信頼できるAIの研究開発をリード。2020年度上林奨励賞受賞。

[抱負]私は、本会の産学連携の活動に関連して、DEIM2021の産学連携副委員長に引き続き、DEIM2022の産学連携委員長を努めさせて頂きました。DEIM2022では、スポンサー賞の新設等を企画し、協賛企業増 (前回大会比で概ね倍増) と共に、DBSJの維持会員増にも貢献致しました。2022年度も引き続き産学連携を推進してまいります。

中島 伸介(NAKAJIMA, Shinsuke)(神戸大1995卒)京都産業大学 教授

[略歴]1997年神戸大学大学院博士前期課程修了.2004 年京都大学大学院博士後期課程修了.博士(情報学).情報通信研究機構専攻研究員,奈良先端科学技術大学院大学助教,京都産業大学准教授を経て,2015 年より京都産業大学教授.主にWeb マイニングおよび情報推薦の研究に従事.本会では,学生企画(コロナ支援)担当理事を務める.2014年度若手功績賞受賞.

[抱負]私は, これまで, 本会学生企画(コロナ支援)委員会において,コロナ禍等の社会状況において厳しい状況にある学生の活動を支援および活性化してきました.また,データベースシラバス委員会において,日本の大学におけるDB教育の底上げにDBSJが貢献することを目指し,実態調査を行うと共に適切な教育コンテンツの提供に向けて取り組んできました.次の2年間でも,学生企画(コロナ支援)委員会および,データベースシラバス委員会において,DB業界の将来を担う若手育成に貢献していく所存です.

灘本 明代(NADAMOTO, Akiyo)(神戸大2002卒)甲南大学   知能情報学部   教授

[略歴]1987年東京理科大学卒業.複数の民間企業勤務後,2002年神戸大学後期博士課程修了(博士(工学)). 同年より独立行政法人 情報通信研究機構におい て,Webに関する研究に従事、2008年より甲南大学知能情報学部,データ工学の事業に従事. 本会では, SoCやDEIM等国内会議の運営,DBSJ副会長,SIGMOD日本支部長などを務める.

[抱負]私は, これまで, 本会企画委員会において,国内会議の充実と拡大に向けて活動してきました. たとえば,DEIMにおいてDBSJとの連携強化やスポンサー制度の導入を行い,データベースコミュニティの拡大へ貢献をしてきました.本会が目指す人材育成及びコミュニティの活性化においては,SoCやDEIM等,国内における会議の充実が重要となってきております.特にコロナ禍においてはオンライン開催となり,その思いは皆さんで共有できるものと思います.そこで次の2年間で、私は企画委員会において,人材育成の充実化を達成すべく,国内における種々の会議の充実化,拡大化を推進してまいります.また,国際連携の分野におきましても,私のこれまでの中国や韓国との連携における経験を活かし,貢献していく所存です.

浪岡 保男(NAMIOKA, Yasuo)(阪大2003修了)株式会社東芝 シニアフェロー

[略歴]1988年中央大学卒業.1990年同大学修士課程修了. 同年より東芝において,総合研究所配属,知能情報処理に関わる研究開発に従事. 2000年より生産技術センターにてスマートファクトリ―に関わる研究開発に従事.2003年大阪大学後期博士課程修了.博士(工学).本会では, 総務, 産学連携推進担当などの理事を務める. 2020年度東芝として業績賞受賞.

[抱負]私は, これまで, 本会総務委員会ならびに産学連携推進委員会において,本会の活動の地道な議事録作成と, 弊社GridDBの提供によるアカデミック支援プログラムを推進することで, データベース・コミュニティーを下支えするべく活動してきました.次の2年間で, 私は総務委員会と産学連携推進委員会の活動を継続し, 更に地道に本学会の活動を下支えしてまいります. また, この他の分野におきましても, 私の東芝における経験を活かし, これまでの枠にこだわることなく本会の活動に貢献していく所存です.

西岡 秀一(NISHIOKA, Shuichi)(横浜国立大1995卒)日本電信電話株式会社 主席研究員

[略歴]1995年横浜国立大学卒業。2005年同大学院博士課程後期修了。 博士 (工学)。 1995年日本電信電話株式会社入社。 以来、データベース管理システ ム、著作権管理システム、ポータルサイト向け検索基盤、音声・言語AI技術など の研究開発に従事。現在、NTT人間情報研究所 主席研究員。

[抱負]あらゆるものを取り巻く環境が目まぐるしく変化し、将来の予測が困 難な状況に対し、データを中心に創出された技術からイノベーションが起こり、 多様なサービスが世の中に現れています。このような世の中において、多数の技 術を脈々と築き上げてきた本学会の役割はさらに重要になっていると考えており ます。これまでの企業における研究開発の経験・視点をもとに、本学会を通じ て、学術、文化、産業、ならびに社会の発展寄与に貢献していく所存です。

橋本 隆子 (HASHIMOTO, Takako)(お茶の水女子大学理学部卒)千葉商科大学副学長

[略歴]お茶大卒業後、(株)リコーにおいて、ソフトウェア技術者として勤務。2009年千葉商科大学准教授、2015年教授。2018年より副学長。ソーシャルメディア解析、ビッグデータ解析研究に従事。博士(工学)。本会では, 男女共同参画、コロナ対策(学生企画)などを務める。2019 IEEE MGA Larry K. Wilson Transnational Award 受賞。情報処理学会フェロー。

[抱負]私は, これまで本会の特命副会長として、男女共同参画(ダイバーシティ推進)委員会、コロナ対策委員会、データベースシラバスプロジェクトなどにおいて、DBSJの活性化のため活動してきました。たとえば、コロナ対策委員会では、学生部の企画(オンラインセミナー配信や、DEIM学生企画)を支援しています。次の2年間で、私はダイバーシティ推進においては、本会の多様性を向上させ、コロナ対策委員会においては、学生の活動をより活発化させ、シラバスプロジェクトでは、社会のニーズに応える多くの人に役立つデータベースコンテンツ提供を達成したいと思っています。IEEE等、海外の学会活動の経験も活かし貢献していく所存です。

濱田 光保(HAMADA, Mitsuyasu)(大阪電気通信大1992卒)日本電気株式会社 ディレクター

[略歴]1992年大阪電気通信大学卒業.同年より日本電気株式会社において,データベース,データ利活用に関連する事業に従事.2011年より日本データマネジメント・コンソーシアムに立ち上げから参画.本会では,2019年より評議委員を務める.

[抱負]私は,これまで本会に評議委員として参画し,企業の立場からデータベースおよびデータ利活用の発展に寄与してまいりました.近年,データ利活用やデータセキュリティの関心は高く,データベースの重要性は更に高まっています.私は,次の2年間で産学連携および他団体との連携・交流を推進することで会員の研究や応用を促進し,また,それを通じ人材の育成を図りたいと考えています。また,私のこれまでの他団体での活動経験を活かし,本会の発展に貢献していく所存です.皆様のお力添えをいただけますようお願い申し上げます.

平手 勇宇(HIRATE, Yu)(早大 2008卒)楽天グループ株式会社 楽天技術研究所東京 シニアマネージャー

[略歴]2009年早稲田大学大学院博士課程修了.博士(工学)同大メディアネットワークセンター助手を経て,2009年より楽天株式会社楽天技術研究所に入所.本会では,産学連携推進,データ作法(セミナー等)などを務める.2009年度DBSJ論文賞を受賞.

[抱負]私は, これまで, 本会産学連携推進委員会において,産学連携プログラム充実と拡大に向けて活動をして参りました.例えば,本会維持会員が保有する実データを,本会学生会員に提供し,解析をしてもらうDBSJデータチャレンジの企画・運営を実施いたしました.本会学生会員に,学生の頃から実データに触れる機会を提供し,より意欲的に研究活動に取り組んでもらう仕組み作りは大変重要です.次の2年間でも,引き続きこのような活動を推進して参りたいと存じております.また,近年,データの取り扱いには注意しなければなりません.セミナー企画を通して,本会会員に対して,データの取り扱いに関する啓蒙活動にも貢献をさせていただく所存です.

藤原 真二(FUJIWARA, Shinji)(京都大1988卒)株式会社 日立製作所 主管技師

[略歴]1988年京都大学卒業.1990年同大学修士課程修了. 同年より日立製作所において,並列データベースの研究開発に従事.1998年から1年間,Visiting ScholarしてStanford大学に在籍.本会では, 産学連携担当などを務める.

[抱負]私は, これまで, 本会の産学連携委員会において,産学連携活動の充実に向けて活動してきました. たとえば,プロダクト提供型アカデミック支援活動を推進し,産学の情報交流会等を実施しました.また総務担当として本会の運営にも貢献してまいりました.本会が目指すデータベースコミュニティの活性化を図るため,次の2年間において,私は引き続き,産学連携を推進するとともに,本会の運営にも貢献していく所存です.

宮崎 純(MIYAZAKI, Jun)(北陸先端大1997修了)東京工業大学 教授

[略歴]1992年東京工業大学卒業.1997年北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程修了.博士(情報科学).同大助手,奈良先端科学技術大学院大学准教授を経て2013年より現職.本会では理事,情報システム担当副会長などを務める.

[抱負]私はこれまで8年に渡り,本会情報システム委員会において,本会会員システム,Webページ,ならびにdbjapan MLなどの情報システムの設計,維持管理の活動を行ってきました.この間,会員データベースやWebページの刷新,ならびに中国語版を含むWebページのコンテンツ拡充に努めてきました.次の2年間では,一般社団法人となった本会の情報システムの再設計,改善,セキュリティ向上を推進し,本会のさらなるディジタル化に貢献する所存です.

森嶋 厚行 (MORISHIMA, Atsuyuki)(筑波大1993卒)筑波大学 図書館情報メディア系 教授

[略歴]1998年 筑波大学大学院工学研究科修了.2013年より現職.本会では,Letters編集委員,論文誌編集委員,理事,特命副会長を務め,上林奨励賞,論文賞,若手功績賞を受賞.国際的にはThe VLDB Journal AE, iSchools Asia Pacific Regional Chair.ICADL,DASFAA,ACM/IEEE JCDL SCメンバ.

[抱負]過去にはWebDB ForumやDEIMForumを担当し,幹事の皆様と一緒に新しい形の産学連携の実現など学会を面白くするために尽力してきました,現在は,最強データベース講義シリーズを担当し,ハイブリッドワールドにおける学会の価値を模索しております.学生時代からデータベースコミュニティに育てていただきました.この恩を忘れず次の世代にペイフォワードしたいと思っております.学会の存在が全てのステークホルダーを幸せする仕組みの実現に向けて貢献していく所存です.

横山 昌平(YOKOYAMA, Shohei)(東京都立大学大学院2006修了・博士(工学))東京都立大学システムデザイン学部 准教授

[略歴]2001年東京都立大学卒業.2003年同大学修士課程修了.2006年同大学博士課程修了. 同年より産業技術総合研究所におい て特別研究員,2008年より静岡大学助教.その後同大講師、准教授を経て2018年より現職.2021年より国立情報学研究所客員准教授を兼務.本会では情報システム委員会委員を務める. 2019年度若手功績賞賞受賞.

[抱負]私は,これまで,本会情報システム委員会において本会の情報システムの整備と拡充に向け て活動してきました.たとえば関連イベントであるDEIM2019,DEIM2020,DEIM2021やVLDB2020が新型コロナウィルス感染症の蔓延によりオンライン開催化された際,そのオンライン化を担当しました。パンデミック後もオンライン化の波は後退しないものと考えられ,学会サービスにおいてもDXへの対応は非常に重要になります.このような経験を活かし、次の2年間で,私は本会のさらなるDX化に寄与したいと考えております.

吉川 正俊(YOSHIKAWA, Masatoshi)(京都大1980卒)京都大学 教授

[略歴]1980年京都大学卒業.1985年同大学大学院博士後期課程修了. オブ ジェクト指向データベース,MLデータベース,高次元データ索引,プライバシ 保護技術などの研究に従事. 本会では理事を務める.
IEEE DE Steering Committeeメンバー.

[抱負]私は, 本会設立準備会世話人の一人として本会設立に関わり,これま で規約委員会,表彰委員会などにおいて活動してきました. 若手を中心とした幅 広い研究成果を発表する場を提供し研究交流を促進することは本会の重要な使命 であります.これまでの電子情報通信学会DE研専門委員長,情報処理学会DBS研 委員長,TOD共同編集委員長などの経験を生かし,次の2年間で法人化後の学会に おける種々の活動基盤を強固なものとするために貢献していく所存です.

吉田 尚史(YOSHIDA, Naofumi)(筑波大1996卒)駒澤大学 教授

[略歴]1996年筑波大学卒業.2001年同大学博士課程修了. 同年より慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科特別研究教員(専任講師),2006年駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部講師,准教授を経て現職.本会では, 理事(情報システム)などを務める.2016年度本会若手功績賞受賞.

[抱負]私は, これまで, 本会情報システム委員会において,本会の情報システム環境の充実と拡大化に向けて活動してきました. また本会の年次大会でもあるDEIM(データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム)について,DEIM2020においては初の大規模オンライン学会の実現に向けて活動し,それを生かしてDEIM2022では,インフォーマルコミュニケーションが可能な大規模学会を目指し学会を実施しました.今後も,コロナ禍においても従来より深い議論ができる学会運営および情報システムの充実化を推進してまいります.

若宮 翔子(WAKAMIYA, Shoko)(兵庫県立大2009卒)奈良先端科学技術大学院大学 准教授

[略歴]2009年兵庫県立大学卒業.2011年同大学院修士課程修了.2013年同大学院博士課程修了.博士(環境人間学).同年,日本学術振興会特別研究員PD.2014年京都産業大学研究員,
2015年奈良先端科学技術大学院大学博士研究員,特任助教を経て,2020年より現職.本会では,情報システム委員,男女共同参画・ハラスメント防止委員を務める.

[抱負]私は,これまで,本会情報システム委員会において,本会情報システムの充実と拡大化に
向けて活動してきました.また,本会男女共同参画・ハラスメント防止委員会において,本会が
開催するDEIMなどの学術イベントにおけるハラスメント対策に取り組んできました.本会の発展においては,女性や若手研究者の人材育成や活動支援がますます重要となります.次の2年間で,すべての学会員が安心して,フットワーク軽く活動できるように貢献していく所存です.

渡辺 知恵美(WATANABE, Chiemi )(お茶大2003卒)筑波技術大学 准教授

[略歴]2003年お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了. 博士(理学).  奈良女子大学助手, お茶の水女子大学講師,  産業技術大学院大学准教授, 筑波大学准教授を経たのち2019年より現職にて個人情報保護技術, アジャイルPBLに関する研究及び教育に携わる.  本会では, 最強データベース講義運営などを務める. 2018年度DBSJ若手功績賞受賞.

[抱負]私は, これまで, 本会最強DB講義WGにおいて,データベース最新技術に関する良質のオンライン教材の充実と拡大化に向けて活動してきました. 多くの先生方のご貢献でYoutube講義動画も充実し好評を得ております。次の2年間で、最新データ工学技術を共に貪欲に学び続ける環境の構築をすべく邁進してまいります.

中野 美由紀(NAKANO, Miyuki)(東京大学1981卒)津田塾大学学芸学部情報科学科 教授

[略歴]データ工学に興味を持ち、高性能データベース、大容量・高速ストレージ、省電力データベース、ビッグデータ支援プラットフォーム等の研究に従事.1985年に東京大学生産技術研究所, その後、芝浦工業大学, 産業技術大学院大学 を経て津田塾大学に在籍. 日本データベース学会 理事(2011年-現在) , 情報処理学会理事(11-12年、18-19 年), 情報処理学会監事(21-現在)等

[抱負]「新型コロナ」の影響により,様々な困難が生じるなか,データコンテンツと情 報処理技術はまさに社会における人々の暮らしを維持するために欠かせないもの です.「新型コロナ」以降の時代を牽引する上でまさにデータコンテンツと情報 処理技術は不可欠であり、本学会は, 先端のデータコンテンツ利活用とその情報 処理技術を学術的かつ社会的な観点から日本社会に発信・牽引すべき立場にある と感じています.先行きが不透明な状況において,監事は, コンプライアンスを 重視しつつ学会を監査する責にありますが, 同時に社会へ本学会からデータ利活 用の情報技術の発信を支援するお手伝いができると考えます.今までに務めまし た各学会の委員, 委員長,理事等の等の経験を生かし, 「新型コロナ」以降に向 けた新たな学会における健全かつ適正な学会活動のあり方を監事の立場で支援し て貢献したいと考えております.

 山名 早人(YAMANA, Hayato)(早大1987卒)早稲田大学  教授

[略歴]1987年早大・理工卒.1993年同大・博士後期課程程了.博士(工学). 1987年~2000年電子技術総合研究所.2000年同大助教授.2005年より現職.2010年より本会理事.2009年DBSJ論文賞.2015年~2016年IPSJ理事,およびICICE ISS副会長,2018年~2020年IEEE Computer Society理事などを歴任.

[抱負]私は, これまで本会特命副会長として一般社団法人化を担当し,他の副会長と共に同法人化を進めて参りました.一般社団法人においては,関連法令に従って運営していくことはもちろん,一般社団法人として定款に定める目的に沿って,定款第4条に定める事業を滞りなく進めていくことが重要となります.次の2年間,監事として本会の適正な運営をサポートすべく,これまでの本会における理事の経験はもとより,他学会での豊富な経験を活かして,監事としての職務を果たす所存です.