日本データベース学会

【最強データベース講義シリーズ】第4回講義 いつでもどこでも秘密計算の時代へ

開催日2021年2月24日(水)

このたび日本データベース学会では「最強データベース講義」プロジェクトを立ち上げました。
https://dblectures.connpass.com
Twitter: @DBSJ_Lectures (https://twitter.com/DBSJ_Lectures)

データベース関連分野の幅広いトピックについて第一人者として最先端の研究をリードされている教授陣による講義動画を無償で提供していきます。
講義動画はリアルタイムなオンライン講義として公開収録し、編集をしたのち後日講義動画として提供します。

開催趣旨に関する詳細は、本プロジェクト提案者、喜連川会長による説明動画があります。
ダイジェスト版(5分)と完全版(45分)があります。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=oA2bg0qUiUA (ダイジェスト版)
https://www.youtube.com/watch?v=pkQ82NTq59k (完全版)

この度、オンライン講義第4弾を【2月24日】に開催いたします。
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日時:2021年2月24日(水) 18:30-19:30
会場:オンライン(URL等は参加登録者に通知いたします)
タイトル:いつでもどこでも秘密計算
講師:山名早人先生(早稲田大学 教授)
参加登録ページ:https://dblectures.connpass.com/event/202179/
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本講義は、昨今、流行になりつつある「完全準同型暗号を使った秘密計算」の入門の位置づけです。完全準同型暗号とは、乗算と加算を任意の回数、暗号化したままで実行することができる暗号です。これを使うことで、例えばクラウドに計算委託をする際、データをクラウドから秘匿した状態で様々な計算ができるようになります。2009年にCraig Gentryにより提案されたもので、大変新しい暗号です。大変便利なのですが、平文での計算に比較して10の10乗倍遅いと言われています。また、計算中のデータが暗号化されていますので条件分岐を使うことができません。こうした中で、どのようにプログラムを構築するのか、どのような研究要素があるのか、現状はどうなっているのか、 未来はあるのかという点を中心に、主に利用者の視点で講義を進めます。

是非ご参加ください。

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